ほぼ日刊イトイ新聞の音声配信。毎回、面白いなぁって聴いている。
脳科学者の池谷裕二さんとの第10回の話で心に残っていること。
とくに、日本語というのは、
表層のコミュニケーションじゃないところに
ほんとうに大事なものがありますからね。
たとえば、遠くへ離れていく男の人と、
残される女の人がいて、
見送る女の人がいつまでも手を振ります、
って和歌のなかに詠まれるとき、
ほんとに伝えたいのは
振られている手じゃなくて、
手をいつまでも振ってる理由ですよね。
いつまでも振っているってことを
描写したくなる心ですよね。
日本語って難しいな、と思う。
大事なことは言葉ではっきり言ってくれ!!って思うけど
そこをはっきり言わないで
そこの心情を想像する、思いを馳せるところに日本語の美しさがあるんだね。
この歌なんてまさにそうだな、と思い出した。
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