数日前、こんな看板が道路に出ているのを発見。
ずっと気になっていたところがやっとオープンしたみたい。
営業時間と定休日をチェックするのに写真を撮りました。
これがこちらの正式名称なんですね。
コロナの影響でしょうか、すべて2人が向かい合う席で真ん中にアクリル板が入っていました。
デザートができるまでカフェの中を見せていただきました。
斎菊の二代目当主は江戸末期の頃、旅館業の傍ら画家としても活躍されたそうです。
その時は「備中屋」という名前の宿だったそうです。
(仮装盆踊りで商店街の人たちが七福神になりきって踊るのよね)
その頃は備中からお客さんがよくいらしていたそうです。
主人の両親は岡山出身だから、もしかしたらきっと何かやっぱりご縁があったのかもしれないな
(私の母はもともとここが地元で父方の祖父母は山形出身だけれど
ここに私たちが今いるのはきっと不思議な縁が昔からあるのかもしれない)
と思いました。
本棚にお料理の本などもあったので「以前も飲食店でお仕事をされていたのですか?」と伺うと
お隣の旅館“斎菊”の板場でお料理を作っていたとのこと。
これはまた失礼なことを聞いてしまった~と思いました。
旅館の5代目として旅館業を営んでいたのですが旅館は手放して
現在はこちらのオーナーをされているとのことでした。
「引き続き“斎菊”という名前を使わせて欲しい」ということだったので名前は変わらないのですが
お隣の旅館とこちらは別なのだそうです。
勝之介さんの頃は苗字が“斎菊”だったそうですがその後、苗字が変わってしまったため
旅館を“斎菊”とすることで名前を残したのだそうです。
“備中屋”という昔の屋号と旅館業を営んでいたときの“斎菊”という名前をつけて
こちらのスペースが誕生しました。
デザートセットと梨とリンゴのスムージーをいただきました。
以前、まだこちらのオーナーが旅館を営んでいた頃“斎菊”のお料理は美味しいと聞いていたので
「今後はランチメニューなども提供しないんですか?」と伺ったら
今は1人でお店を切り盛りしているから軽食メニューのみなのだそうですが
そのうち簡単な和食メニューも出せたら・・・・なんていう話になりました。そうなったらいいなぁ。
ガトーショコラにはいちぢくのコンポートがついていたので食べてみたらすごく美味しかった♪
昔、実家の裏庭にいちぢくの木があって父方の祖母も母も大好きで母はよくジャムにしてました。
でも私はいちぢくは食わず嫌いであんまり食べたことがなかったのです。
その後いちぢくは人間がとる前に蜂や鳥に食べられたりして大変だったので
いちぢくの木は切ってしまって今はもうないのだけれど。
もちろん、プリンとガトーショコラも美味しかった!!
ジャズの音楽がゆったりと流れ、お香の香りもして不思議な空間でした。
湯本の町中の古い記録を今度はゆっくり見てみようかな、と思いました。
他にも数台停められる駐車場があります。
(看板の裏側の、契約者の名前が書かれていないところが駐車可だそうです)
2階はオーナーのひいおじいさんである勝之介さんの作品が展示されていましたが
1階はオーナーである剛さんの作品が展示されていました。
(コロナの状況にもよりますが)ライブなどもしたいな、とのことでした。
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