2014年6月10日火曜日

今を大切にしつつ花開くときを夢みる

一番上の子がいろいろ質問をしてきた。
私が小さかった頃、お母さんは私がどんな子どもになって欲しいと思って子育てしてきたの?
私はどんな子どもだったの?
私がどういう性格の子どもだってその時点で分かっていたの?

どうしてそんなことを聞いてきたのかは分からないけれど
子どもが小さかった頃のこと話した。


そして、二人目が生まれた頃のことも思いだした。
二人目が生まれて「ああ、この子はどんな顔になるのかな?どんな性格を持って生まれたのかな?」
まだ生まれたてで、これからのことがまったく予想できなくてワクワクしていた頃。

そしてちょうどその頃、義母からもらって読んだ本の中の一節が自分の思いと重なったことも思い出した。



今を大切にしつつ花開くときを夢みる

 最近我が家の居間に、かな文字の書の額をかけました。先年ガンで亡くなった私の姉の最後の作品です。
 「花のつぼみがひらくところをみたいとおもっていた」
というこの書を朝夕ながめながら、いのちを育てるものの心を考えています。
早くみたいと思っていても、蕾を手で開くわけにはいきません。待つよりほかないのです。子育ても不安ではなく、たのしみに花の開くのを待ちましょう。大きな花でなくてもよい。それぞれにふさわしい花であってほしいと思います。どの子にもその子にふさわしい未来が開けると夢みつつ、世話を忘れないように。ときに忘れて、しおれたようすにおどろいている私たちおとなの、足りない部分を神様がお助けくださいますように。

津守房江 「はぐくむ生活」

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