面白くてすぐにのめり込んで、彼女の作品を読みあさった。
新井さんが住んでいる西武線沿線が舞台になることが多く
「石神井」や「飯能」の地名がよくでてきた。
はじめの頃はその地名をなんと読むのかも分からないくらいほどだった。
でも、よくお話の中にそれらの地名が登場するので親しみもわいてきて
それが実在する場所であると知ると
いつか行ってみたいと思うようになった。
時は流れ、新井さんの小説も卒業もしたけれど
結婚してまさか自分が西武線沿線の街に住むなんて
新井さんのお話に登場していた街に住むことになるなんて
あの中学生の頃の自分は想像しただろうか、と時々思う。
まさか、まさかね、と。
今はもう、西武線沿線の街には住んでいないけれど
もしかしたら、あの中学生の頃から私は
やがて大人になって 西武線沿線の街に住むということが
決まっていたのかもしれないな、と思う。
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