2014年4月26日土曜日

幼稚園の思い出 たっちコラムno.44

こども たっち 2014 4月号、発行になりました。私の担当するコラムです。

 4月生まれの長女。周りに同年齢の子どもがいなかったこともあり、3年保育で幼稚園に通わました。「幼稚園に行きたくない」とだだをこねるかなと思いましたが、娘は喜んで幼稚園に通い、2時に幼稚園に迎えに行くと「もっと遊んでいたいからまだお迎えに来なくていい」と言われたこともありました。そんな中、私のお腹に長男がやってきました。そして迎えた夏休み明け。娘は朝、幼稚園に行くのを渋るようになりました。それを見た園長先生が愛情を持って娘を叱って下さったおかげで再び幼稚園に行けるようになりました。しかしある日、幼稚園にお迎えに行ったときに先生が教えてくれました。「赤ちゃんが生まれるのはすごく嬉しいけど、でもね、ホントは……。」とぽつりと先生に打ち明けたのです。娘は赤ちゃんの誕生を喜ぶ気持ちと、お母さんが赤ちゃんにとられてしまうんじゃないかという不安と両方の気持ちで揺れ動いていたようでした。でも私は妊娠した喜びで浮かれていて全然気づきませんでした。私だけでは分からなかったこと、違う大人が娘に関わることで娘の気持ちに気づき娘の話を聞いてくれました。幼稚園に通わせていなかったら私はずっと娘のこの時の気持ちに気づかずにいたかもしれません。私と子どもたちは沢山の人に育てていただました。

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