上の子ちゃんは「来なくていいよ」というので行かなかったけれど
真ん中ちゃんは「来て欲しい」というので行ってきました。
引越しもあったし、着付けの送迎もあったし。
袴はレンタルしたものの、着物は私が成人式に着たものを選びました。
卒業式での学長のお話。
13年前の今日、体育館は避難所として多くの人たちを受け入れていたこと。
被災者の人たちに温かいものを提供する、と
大学職員やボランティアスタッフが毎食がんばっていたこと。
本当だったらスーツや袴を着用して卒業式に臨むはずだった先輩方も
あの日も変わらず避難してきた方のお世話をしていた。
4月から就職が決まっていた先輩も、震災がなければ新居に引っ越していただろうけれど
交通網の寸断などで移動できず、実家にも帰れずにいて大学に残り
懸命に体育館で避難されていた方たちのお手伝いをしていたこと。
そんな立派な先輩方がいたことを誇りに思って欲しい、と。
13年経って、何事もなく袴姿で卒業式を迎えることが出来たこと。普通の日々が戻ってきたこと。
当たり前のように思えるけれど、これがどれだけありがたいことか……。
「ありがたい」とは有ることが難しい(有難い)と書くけれど、本当にそうだな、と。
私もあの当時を思い出して涙がとまりませんでした。
いろんなことがクルクルと変わり、時代の流れの早い今日。
世界ではウクライナやガザ地区での戦争や紛争が今でも続いている。
そんな中で私たちはなぜ勉強するのか。
決して利己のために学ぶのではない、そんなお話でした。
やっぱり実際に足を運ぶと感動しますね。来てよかった。
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