Kuramotoで映画鑑賞とみんなで感想をシェアする会に参加してきました。
身近な人の「死」や「いじめ」について考えさせられる作品で
いろいろな賞を受賞した映画だという情報は頭に入っていましたが
タイトルの「光る校庭」はどういう意味なんだろう?と思って観ていました。
(ラストで「ああ、そういうことだったのか」と回収されました)
それから子役の二人がとっても素晴らしくて、私も感情移入して観ていました。
吉野弘さんの「善悪のいずれか一方に、その人を押し込めないこと」という言葉を思い出しました。
正義は時に刃にもなる。それぞれの正義が刃になって心に食い込む。
それぞれがそれを「正義」だと思っているから余計に厄介で。
だからこそ自分に見えている部分だけで他人を簡単に批判したり断罪したり
そういうことはしてはいけないなぁと思いました。
感想をシェアする会では小学生のお子さんも参加していました。
子どもならではの鋭い指摘があったり
それぞれの視点で心に残った場面を話して
どれも「あ、そう、そこ、私もいいと思った!!」と思いながら聞きました。
映画の中でもでてきた「人は死ぬの?死んだらどうなるの?」という主人公の言葉。
参加者の一人から「人は死んだらどうなると思いますか?」という質問が出て
参加された方がそれぞれの死生観を話しました。
死生観なんてあんまり人と話す機会がないので他の人の死生観を聞けたのはよかったな。
今回は映画を撮った監督さんもいらしていて
映画の中のそれぞれの印象深いシーンにはどんな思いが込められているのか
撮影時のエピソードや作品に登場した女優さんのこと、また監督さん自身の話も。
(30歳までサラリーマンで、きっとそのままお仕事を続けていたら安泰な生活だったと思うけれど
思いきって映画の道に進んだ話など)
普段はなかなか聴くことができないお話を聴くことができました。
また気になる感想シェア会があった時は参加したいと思います。
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