2020年8月号こどもたっちのコラムです。
私のコラムもこれで120回となりました。今回をもちまして卒業させていただきたいと思います。コラムを始めたときから「卒業するときはこの話を書こう」とずっと心に決めていたものがあります。それは「子どもは親を越える」ということ。まだ子どもたちが幼かった頃、ある子育てシンポジウムに参加しました。その時に心に残ったひと言です。あるパネラーの方がおっしゃった言葉でした。私は、精神的な面で子どもは親を乗り越えていくことなのかと思いました。でも、パネラーの方がいわれたのはそうではなくて「自分たちが今幸せなら、子ども達はそれを越えてもっと幸せになる」ということでした。その言葉にとても勇気づけられました。我が家の長女は21歳、次女は18歳、長男は16歳。上の2人は一人暮らしをしていて住まいも別です。手がかからなくなった分、お金がかかるようになってそれはそれで大変です。でも遠くにいても子どもたちを心配する気持ちは変わりません。子どもたちはこれからどんどん私たちの手を離れて私たちの意思の及ばないところにいくでしょう。でもどうか子どもたちには幸せでいて欲しいと思います。10年間コラムを掲載していただきありがとうございました。
私の第1回目のコラムが掲載された平成22年(2010年)9月号です。
あれから10年。いろいろなことがありました。
読んでくださった方、編集部のみなさま、ありがとうございました。
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