2013年12月15日日曜日

子どもが生まれたときの話

私は小学校の図書館ボランティアをしています。
子ども達に絵本の読み聞かせをしたりしています。
どんな本を読もうか迷うと、
沢山の本が紹介されているブックリストを読んで参考にしています。
その中に私の心を揺るがすこんなことが書いてありました。

「その子が生まれたときの話を必ずしてやってください」
というのは、本来は子どもには「本を読む」のではなく、
「お話をしてやる」ものだった。
昔は児童書はそんなに多くなかったし、高価で買えなかった。
その分、親はいろんな話をした。
その中でもとりわけ、その子が生まれたときの話を是非してほしい。
それはプロが決して語れない、本にできない話だが、
この世でこれ以上強力な話はない。
その子が愛されて生まれてきて、かけがえのない存在であること、
生まれてきてよかった!という基盤と自信を作ってくれる最高の物語だ。
そして、子どもに「私も生まれてきてよかった」といってもらえるように。
本やお話はそのためにあるのだ、と。

心ではどんなに子ども達のことを思って、愛していても
やっぱり、声に出してどんなに私たち親は子どもたちを愛しているか、
伝えないと子どもには伝わらないのかもしれません。
確かに、子供が生まれたときの話は
プロにもできない、親にしかできないなんて最高のドラマだと思いました。

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