2013年12月11日水曜日

お母さんは5歳  たっちコラムno.1

この話は2010年9月号のこどもたっちへコラムとして掲載していただきました。
こどもたっちに掲載していただいた記念すべき私の一番最初のコラムです。


土曜日に公開子育てセミナーに行ってきました。
東京にある幼児研究所の先生をお呼びして
親子で歌ったり踊ったりするというもの。
頭のてっぺんがまあるくはげたおじさんが
(そのため、‘ピカリン‘と呼ばれている)
ギターを持って歌い出すから
はじめはギョッとしてしまったけれど
子ども達も一緒に楽しく歌い出して
とっても楽しく過ごしました。
親と子が対になってぎゅっと抱きしめたりするゲームが多く
普段、次女や長男を抱っこすることが多いので
次女は一緒に来た妹とペアになってもらい
(長男はいつものように私の背中にいて)
なかなか抱っこしてあげられない長女を沢山抱っこすることができました。
最後にピカリンはこんな話をしてくれました。
「お母さんは何歳ですか?」
そばにいた親子に聞きました。
「3?歳です。」
「じゃあ、上のお子さんは?」
「7歳です。」
「じゃあ、お母さんは7歳だね。」
「?????」
「お母さんは子供が生まれて初めてお母さんになれる。
だから上のお子さんが7歳だから、お母さんも7歳。
お母さんは7歳だから、できないことだってあるし、
分からないことだってあるんだよ。」
それを聞いて、私もホッとしました。
最近、「どうしてお母さんなのにできないの?」とか
「どうしてお母さんなのに分からないの?」と長女に言われることがあったからです。
それなら我が家のお父さんとお母さんは5歳。
できないことだって分からないことだってあるけれど
でもそれでもいいんだな、だってお母さんは5歳なんだもの。

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