2022年7月11日月曜日

ちょっとだけ配慮が必要な子どもたちへのダンスレッスン

 tette neさんに行ったときに

ちょっとだけ配慮が必要な子どもたちにダンスレッスンをしているクラス

お知らせを見つけました。

一体どんなクラスなんだろう?と思い、見学に行かせていただきました。


私が伺ったのは泉でのクラスで、市の南部地域にお住まいの方が参加されていました。

もともとは平のクラスに参加していたそうですが

南部地域での開催を要望し、参加者が集まったので

平地区と同じ曜日、時間帯に泉地区でも開催されるようになったそうです。

いわき支援学校に通うお子さんを中心に、小学生から高校生のお子さんとその保護者の方が

ダンスのレッスンを受講しています。

希望があれば支援クラスや放課後等デイサービスに通所されているお子さんも参加できるそうです。

講師はDance studio Garden(七浜Breakers)より

TAKUTO先生とHARUNA先生の二名の方がいらして指導に当たっていました。

お二人とも参加されているお子さんからするとお兄さん、お姉さんのようで

レッスン外ではお子さんたちととてもなかよし。


参加者がそろうと室内シューズに履き替え、入念な準備運動のあと

TSUBAMEの曲にあわせてダンスレッスンが始まりました。

大きな鏡を前に、先生の振り付けを見つつ、参加者は自分の動きを確認していました。

こちらのダンスはストリートダンスといえばいいのかな?

来年の1月に行われるDance studio Gardenの発表会で披露することを目標に

ダンスレッスンに取り組んでいるのだそうです。

その後、水分補給の休憩をはさんでレッスンをし、ストレッチしながらクールダウンして

レッスンは終了となりました。

保護者の方にお話を伺いました。

どうしてダンスを習うことにしたのか質問したところ

障がいのあるお子さんを対象にした習い事は限られてしまうこと。

サッカーやバスケなどもあったそうですが

ルールが理解できるかどうか、即座に変わる状況や変化に対応できるかなどを考え

団体競技よりも個人競技の方がいいのではないかとダンスを選んだそうです。

成人した後も楽しみのひとつとしてダンスを続けてもらいたいと……。


お子さんや保護者、講師の先生みなさん仲がよくて和気あいあいと、でもダンスはキレキレで

それもすごく楽しそうでいいなと思いましたが

レッスン終了後保護者同士でいろいろな情報交換もされているそうで、そこもいいなと思いました。

障がいを持っている方の支援についての情報だそうです。

成人すると支援はぐっと減ってしまう現状や

支援についても教えてもらえるのではなく、自分で探して申請しないと受けられない。

支援について書かれた冊子も配布されるそうですが

具体的に説明してもらわないと、我が子がその支援を使えるのか

(使えるのは障がい者なのか障がい児なのか)よく分からない。

といったところで、情報交換は欠かせないのと

先輩ママさんたちの経験談はとても貴重なのだそうです。

ほかにも放課後デイサービスのことや就労に向けての話を聞くこともあるそう。


先日見学させていただいたもいもいさんもそうだったなぁと思ったのと

私自身の子育てでもやっぱりすごく頼りになったのは先輩ママの話でした。

私も子どもたちは大学生になりましたが、いまだに心配は尽きないし

きっとこれからもずっと、子どもたちのこといろいろ心配していくんだろうなと思うので

こういう場所があるってホントいいなぁと思います。

そして、人と人が関わるのっていいなと思いました。

学校や放課後ディサービスとはまた違う場所。そしてそこで会う友達、先生、友達のお母さん。

そういう場所や関りがあるというのもまた素敵なことだと思います。

レッスンが終わったところで講師のTAKUTO先生にもお話を伺いました。

どうして障がいのあるお子さんにレッスンをしようと思ったのか、気になっていました。

こちらのダンススタジオの創設者の大榊健太先生は

ダウン症児をメインに10年ほど前から指導をされていたそうで

いろいろなお子さんにダンスを教えられるようになりたい、と大榊先生から受け継ぎ

配慮の必要なお子さんへのダンス指導をすることになったそうです。

平のスタジオでは小中学生をメインとしたクラスも持っているそうですよ。

ちなみに大榊先生をはじめDance studio Gardenの先生方は

いわき支援学校や市内の学校に非常勤講師としてダンスの授業を行ったりしているそうです。

(最近はコロナの影響で開催できないようですが)


ちょっとだけ配慮が必要なお子さんへの指導は大変なんじゃないかと思ったのですが

素直に楽しんでくれたり、余計な感情がない分、純粋に楽しんでいるんですよ、とのことでした。

伝えることは難しいそうですが、手と足を大きく使って見ている子に分かりやすく伝えるなど

工夫しているそうです。

平でのクラスでは小中学生にも指導しているそうですが、小さいお子さんは純粋なので

レベル云々よりもダンスの楽しさを伝えたい、そう思って指導にあたっているのだとか。

もちろん、ダンスを極めたい人にはその上を目指しての指導も行っているそうです。

ダンスは楽しむのが第一だとおっしゃっていました。


Dance studio Garden

ちょっとだけ配慮が必要なお子さんのダンスレッスン(南部地区)

平のスタジオではダウン症のお子さんのクラスである陽だまりサーンズもあります。

他にもキッズや小中高校生のクラスもありますので気になった方は教室にお問い合わせくださいね。


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