2016年10月1日土曜日

アフタフ・バーバン 北崎さんを迎えての講演会 その1

私の大好きなアフタフ・バーバンのスタッフである北崎圭太さんをお招きして、ネットやゲームに関する講演会を行いました。

私が北崎さんと初めてお会いしたのは一年前。北崎さんは赤ちゃん対象のワークショップの講師として、私はそのワークショップのお手伝いをするスタッフとして一緒になったのが始まりでした。赤ちゃん対象のワークショップが終わってから「こんなこともしているんです」といただいたのが『10年後も通用するネット依存に対する力の話』という講演会のチラシ。
アフタフ・バーバンって、子ども達と忍者修行をして遊んだり、赤ちゃんと遊んだりする劇団なのに、ネット・ゲームに関する講演会って?アフタフ・バーバンとネットやゲームの問題。あまり関係がないように思えるのに、どうしてこういう講演会をするようになったのか北崎さんに聞いてみました。
4男子が一番楽しく遊べる年齢だと思うのに、その年頃の子ども達がどんどん公園でゲームをする姿が増えてきた。しかも最近はゲームも小型で携帯型になってモニターやケーブルがなくてもどこでも遊べるようになった。いっぱい遊んで欲しい年頃なのに、子ども達自身には「遊ばなくてもいいや」という思いが強くなってきているのではないのか、どうしたら子ども達に「ゲームを減らしてもいい」と思ってもらえるだろうか、と考えた北崎さん。
そして電車の中で見た光景。おじいちゃんがお孫さんに「山が見えたぞ」と話しかけているのにお孫さんはゲーム機に夢中になっている。一方では3歳くらいのお子さんがママに「山が見えたよ」と話しかけてもママは携帯画面を見て子どもの声が聞こえていない。男の子はゲームで“遊んでいる”し、ママもmixiで人と“関わっている”。けれどそれで本当にいいのだろうか?アフタフ・バーバンが考える「遊び」や「人との関わり」はそういうものではない。
そこから北崎さんもネットやゲームの問題に関して考えるようになり、ご自身も勉強し、講演会を行うようになったのだそうです。

今回のように大人数で、しかも中学生と大人の両方に向けて話をするというスタイルは初めてだそうで(いつもはもっと少人数で、講演の対象も子どもだけ、とか、大人だけ、というスタイルだそうです)いろいろと悩みながら今回の講演会を迎えた北崎さん。

まず、体育館で今回の講演会のスタッフであるPTAのママさん達と顔合わせ。北崎さんの簡単な自己紹介のあと、アフタフ・バーバン流の簡単なゲームをしてスタッフの心を一つにしました。
「ここにいるメンバーで、誕生日順に並びましょう!!はい、はじめ~」との掛け声の下、あっという間に整列完了。すると何と9/7、講演会当日に誕生日を迎えたママさんがいることが分かり、みんなでhappy birthdayの歌を歌いました。その後、名前のあいうえお順に並ぼうゲームをして円になり、隣の人と手を繋いで3秒の握手リレー。
もちろん、講演会前には何と校長室でもやりました。校長先生や執行部メンバーと「今朝、何時に起きたか順に並びましょう」ゲームをして、次の「手の温かい順に円く並びましょう」ゲームではちょっと恥ずかしかったけれどみんながそれぞれに手を出して握手しあいながら、互いの手の温かさを感じて円く並び、隣の人との握手リレーをした後に、今度は全員が異なった人と左右の手をつないで、知恵の輪のように複雑に手が交差した中での握手リレーをして(なんと1回で成功しました)心を一つにして講演会に臨みました。まさか校長先生や来賓の方と握手するなんて!そんな機会は滅多にないのですが、さすがアフタフ・バーバンマジック。ホントに一瞬で盛り上がりました。

ネットやゲームの問題は難しいテーマだと思います。私も、大事な問題だと思いながらも、ちゃんと考えずに周りに流されてここまできていたと思います。講演会後にいただいたまとめのチラシを読み返しながら、北崎さんの話を思い出し、何度もいろんなことを考えました。今までは流れの速い川に身をゆだねていたような私でしたが、北崎さんの話を聞いてちょっと変わりました。できることをしてみよう、と思います。講演会のチラシに「全ての大人が無関係でも無力ではない」とあったのはそういう意味だったのか、と思いました。
また子ども達は子ども達で、きっと北崎さんの話は心のどこかにひっかかって、今すぐにではなくてもいつか「そういえば~」と思い出してくれるのではないかと思います。

北崎さんの講演会を保護者の皆さんや生徒達と一緒に聞くことができて、ホントによかったと思いました。



北崎さんとのメールのやりとりをあと5回に分けてアップしています。
特に北崎さんからの「多謝」というタイトルでいただいたメールはぜひご覧いただきたい内容です。

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