2015年11月14日土曜日

本 さようなら、オレンジ

毎週とっても楽しみにしている、木曜日に送られてくる「考える人」のメールマガジン。

今回は さようなら、オレンジ(筑摩書房) の話でした。


つまり、自分にとってもっとも痛切なテーマを書くためには、自分が「祖国からたったひとつだけ持ち出すことを許されたもの」――母語である日本語をおいて他にないという告白です。「自分の言葉で書くのがこわい」と立ちすくんでいた心の壁を打ち壊してでも、この道に踏み出さなければならない、と決意するところに、この小説が書かれなければならなかった動機はあります。


メーリングリストでこのように紹介されていたので読んでみたくなり
早速、図書館から借りてきて読みました。

「無人島に何か一つ持って行けるとしたら何を持って行く?」という究極の質問があるけれど
もしかしたらすでに人は母語を、言葉を、持っているんじゃないかと、そう思いました。
言葉がなければ人は考えることすらできない。
考えることができなければ、人は人ではなくなってしまう。
そう考えると、言葉ってすごいなと思いました。



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