2016年9月16日金曜日

ギター1本で沢山の夢を見る その2

アコースティックギターの生演奏を聴いていたら
6年前のことを思い出しました。

ある日曜日、長女と次女を連れてギター教室に行った時のこと。
長女がピアノのコンクールで弾く曲に、ギターのアルペジオという奏法を真似た箇所があり
ギターを習いたいというよりは、ギターの演奏をイメージした曲をピアノコンクールで弾くので
ぜひギターに触れてみたいから体験教室に参加させて欲しいとお願いしたときのこと。

その時の様子を探したらメールにありました。


まず長女がコンクールで演奏する予定の
「セレナード」の楽譜と曲の解説を持参して
教室に伺いました。
まず最初に
「先生ねー、ピアノ弾けないんだよ。
どんな曲なのか弾いてみて」
といわれて
恥ずかしいからしぶしぶピアノの前に座って
セレナードを弾きました。
私が隣で聞いて
「わー、手抜き!!」と思ったのにもかかわらず
先生は「パチパチパチ」と拍手してくださって
「あー、感動したよ。
今日は朝からこんないいものが聴けて
本当によかったなぁ」
とおっしゃって
の曲の解説をフムフムと読みました。
私が「セレナードに出てくるアルペジオは
どんなものなんですか?」と尋ねると
「こういうのをアルペジオっていうんだよ」
と実際に弾いてくださり
「テレビとかで見たことや聴いたことあるでしょ?」
クラシックギターやアコーステックギターを
かき鳴らして見せてくださいました。

私がセレナーデのような
恋の歌をクラシックギターで演奏して欲しい
とリクエストしたところ
「マリアなんとかさん」という女の人の
名前がついた曲を演奏してくださいました。
(それがまた素敵でした)

長女はその後クラシックギターを手にとって
ドレミの音階を教えていただき
実際に自分でギターの音を出してみたり
アコースティックギターやエレキギターも
同じようにドレミの音を出させてもらったりしました。

体験教室が終わって帰り際
先生が「コンクールといっても
人間が評価するものだから
結果は気にしないでとにかく
自分のセレナードを弾けばいいと思うよ」
とおっしゃいました。



ああ、あんなことがあったなぁ、と
そしてギター教室の先生のおかげだと思いますが
あの時のコンクールでは入賞することが出来て
とっても喜んだのを覚えています。

あれから「セレナード」が頭の中でぐるぐる回っています。

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