息子の通う水泳教室の待合室に、レジリアンスについて書いてある新聞記事のコピーが貼ってあり、それを読んで「私が待っていたのはこういう言葉だ!!」と心の中で叫びました。そこには、震災後、4重苦の困難の中に生きる福島の子ども達を「かわいそうだ」と見るのではなく、困難な状況の中でこそ育つものがあるという確信を持って子どもを見守り、郷土の復興を担う人材を育てていきたい、という内容のコラムでした。実際に、強制収容所からの生還者で、精神健康状態が良好と判断されたイスラエルの人々を研究し、「レジリアンス」過酷な状況にあっても逆境をはね返し、病むことなく発達し続ける心の特性があること見いだした研究者がいたのです。時々、この時代にこの土地にこの子達が生まれてきて本当によかったのだろうか、と我が子を見てため息が出そうになります。そんなときは私はよくしなう竹をイメージして「大丈夫、この子達なら絶対に大丈夫」と自分に言い聞かせます。困難が大きければ、それと同じくらい、いやそれ以上の力で困難をはね返せる力がこの子達にはきっとある。だからこの子達はあえて今、この世に、この土地を選んで生まれてきたんだ、と。そう思うと私も頑張れます。つらくなったらぜひ、よくしなう竹を思い出してください。
震災2ヶ月前に書き初め大会でいただいてきた桜の苗木はこんなに大きくなりました。 この桜に負けないように子ども達も健やかに成長して欲しいと願っています。 (今年、こんなに沢山の花をつけてくれました) |
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