2010年11月号のこどもたっちのコラムです。
子どもが生まれて新米ママだった私は、お子さんがいらっしゃる先輩ママさんとも仲良くなりました。こういう時はこうするんだ、と勉強になる一方で、素敵なママさんに出会うと自分と比較しては落ち込んだりもしました。子ども達にいとも簡単にケーキを作っておやつにするママ、モデルさんのように美人でスタイルもよくて、その上、レストランのシェフ並みに料理の上手なママ。他にも素晴らしいママに何人も出会いました。私もそんな素敵ママになりたいと頑張るのですが、やはり付け焼き刃ではどうにもならず、うちの子ども達も私よりも素敵ママのところに生まれてきたらもっと幸せだったのでは、と思うこともありました。でもそれからだいぶ経った頃、子どもの胎内記憶を集めた本に出会いました。この世に生まれ落ちてくる前の記憶や、おなかの中にいた時の記憶を持っている子の言葉を集めたものです。それを読むと、子どもは自分の意思で親を選んでくるということが分かりました。それを読んだら、今まで落ち込むことが多かった私も、こんな私でも子ども達は私を選んでくれたんだ、と思えるようになり、主人や子ども達の為に頑張ろうと思えるようになりました。でもその本には、こうも書いてありました。赤ちゃんはお母さんを助けたい、という思いでこの世に生まれてくるんですよ、と。私を選んでくれた主人と子ども達、私を選んでくれてありがとう、そして親にしてくれてありがとう。私はあなた達が来てくれたから親になることができました。これからもよろしくね。
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