2010年10月号のこどもたっちのコラムです。
以前、ネットで読んだ子育て相談がありました。その内容は、“自分は子どもを保育園に預けて仕事をしたいのだけれど、周囲からは、子どもが小さいうちは自分の手元において育てるべき。保育園に預けるなんて子どもがかわいそう、と言われる・・・。でも自分は働きたい、どうしたらいいか”というものでした。当時私の子ども達は、幼稚園に通わせていたのですが、私の周囲でも同じような事を言われて悩む人がいたので、どのような回答をするのか興味を持って読んでみました。それは“子どもが小さいうちは、自分の手元で育てるのもとてもいいことだけれど、家庭ではお父さんとお母さんと4つの目がその子を見守っているけれど、保育園に行けばたくさんの大人がその子の成長に関わるから、たくさんの大人が自分の子どもの成長を喜んでくれる、こんなに嬉しいことはないと考えるのはいかがですか”と。その回答を読んで、“ああ、そうだなぁ”と思い、さて我が家ではと考えてみると、私と主人、実家に行けば両親や兄妹、そして幼稚園の先生、習い事でお世話になっている先生、いろんな大人の顔が浮かんできます。肉親以外でもこんなに沢山の大人が、我が子の成長をともに喜んでくれる。“ああ、うちの子ども達はなんて幸せなんだろう”と思いました。そのネットでの回答が、今でも私にその「小さな幸せ」に気づかせてくれます。
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