2014年7月5日土曜日

どんなに好きでも

アリオスペーパーvol.37 https://iwaki-alios.jp/cd/app/?C=freemagazine の 
アリオスちゃんこ おかわり のページで記事を書きました。

「いわきのまちをタイムスリップしてみませんか?」というタイトルで
街中の懐かしい風景写真を持ち寄りながら
その風景にある自分の思い出などを聴かせて欲しいな、という企画です。

こちらの企画は2009年に「コロピク」(コロコロした乗り物に乗ってお出かけして
その先で見つけた気になるもののピクチャーを撮ってみんなで見せあいっこしよう)が
元になっています。

その時私は子どもたちと「コロピク」の発案者のアーティストのkosuge 1-16さんと一緒に
街中を散歩しながらいろんな写真を撮りました。

でも「コロピク」しながらふっと思ったことは
どんなに好きで相手のことを良く知っていて、同じところに立って同じものを見ていても
心の中に映し出される風景は二人とも全く別の物であるだろう、ということ。
それまで育ってきた環境や経験が違えば感じることが違うのも当たり前。
もちろん同じことを考えているかもしれない、それもあるかもしれないけれど。
でも、どんなに好きですごく近くにいて同じものを見ていても
相手の心の中まではまったく同じに出来ない。支配できないし独占できない。
そんなことをふっと考えたらすごくせつないきもちになった。

だから人間には言葉があって互いを分かろうとするんだろうけれど。

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