震災よりも前の話。
アリオスのプランツ!で一緒になって
それからかえっこバザールのスタッフとしてもだいぶご一緒して
あの頃はうちの子どもたちも小さくて、親子ともどもお世話になった
黄色いつなぎのちゃうちゃうインディアンさん。(分かる人は分かる)略してちゃうちゃうさん。
小川にできた昭和モダンなお洋服のお店LITAのオーナーだったとは!ということで行ってきました。
所狭しと並ぶ洋服の数々。これでもだいぶ整理したのだとか。
驚いたのはここにあるのは全部日本製の洋服だということ。
来店するのは20代~40代の方が多いのだそう。
私はもっと昭和ど真ん中世代もいらっしゃるのかと思ったら、意外に若い世代に人気だそうで。
他の人と絶対に被る心配はないし
私から見たらレトロだと思うものが、斬新だったり新しいものとして映るのだそうです。
試着室もあるので、気に入ったものがあったら試着してくださいね。
こちらはネパールの民族衣装。なぜネパールなのかは後半に……。
こちらは新品のツーピース。販売されていた頃のタグまでちゃんとついています。
日本製なので縫製もしっかりしています。
ボタンホールも丁寧につくられていますね。
お店に並びきらないお洋服が外の建物にもずらーっとかけてありました。
場所は小川にある草野心平記念文学館の、ほんの少し手前にあります。
眺めがいい!!ここから昇る朝日も見えるそう。
私が今回LITAにお邪魔したのは実はランドセルの話を聴きたかったからなのです。
ちゃうちゃうさんは使わなくなったランドセルや文房具などを集めて
ネパールの山岳地域に住む子どもたちに一つひとつ、届ける活動をしています。
なぜちゃうちゃうさんがネパールの山岳地帯に住む子どもたちに学用品を届けることになったのか。
電気屋さんだったちゃうちゃうさんは
震災後、県内各地の学校で自然エネルギーの講習会をしていました。
そんな中、津波で母親を亡くし、更に原発災害のため、会津で避難生活をする
小学5先生の男の子に出会いました。
講習会で子供たちが作ったソーラーシステム。
いつもはその学校に防犯灯として設置をするのですが
ネパールでの震災被害(2015年マグニチュード7.8の地震)を知った男の子が
「僕たちが作った灯りをネパールに届けたい」と言ったひと言から始まりました。
大地震があり混乱するネパール。
知り合いもつても何もない中
片っ端からネパールに支援に入っている団体に連絡をしことごとく断られ
諦めかけていたところに登山家の栗城史多さんが代表を務める団体が協力してくださることになり
ネパールに手作りのソーラーパネルを設置、明かりを灯す活動が始まりました。
活動していく中でネパールの山岳地帯の過酷な教育環境を知り
あえて山岳地帯への支援をすることに。
物を渡すのではなく、現地の人に作り方、やり方を教えて
現地の人たちが自分たちでできるようにしました。
ある村では地震で村の小学校が倒壊し、村人が学校の再建に奔走していました。
ちゃうちゃうさんも再建に力を貸して欲しいと頼まれたそうです。
そんな時、ネパールで50校以上の学校を建てた日本人がいることをテレビで見て
実際に話を聴きに行ったところ
「大切なのは学校を建てる事ではなく
村の子供たち全員が今のバラック小屋の校舎でも良いから、学校に行ける環境を作ること」
と言われ、これがランドセルなどの学用品募集のきっかけになったそうです。
そしてこの活動資金を得るためにLITAを始めたのだそうです。
ちゃうちゃうさんは物をただ送るのではなく
現地に一緒に行ってランドセル一つひとつを子どもたちに手渡ししています。
車で行けないところは荷物を背負って、6時間かけて山を登って届けたことも。
ランドセルや中学校で使用した背負いカバン
絵本や未使用の文房具、リコーダー、アルトリコーダーやピアニカ(楽器も喜ばれるそう)を
募集しています。
卒業で不要になったランドセルや背負いカバン、学校で使っていたリコーダーやピアニカなど
処分するようなときはぜひ市内の協力場所にお持ちください。
不用品ではなく「贈り物」としてお持ちいただけると幸いです。
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