2025年2月7日金曜日

「医と地」感想

先週の土曜日に行われた「医と地セミナー」の感想をここにも残しておこうと思います。

まずは私のバッググラウンドから。

平日の午後は放課後等デイサービスで働いています。

昨秋より社会福祉士の受験資格を得るために通信制の大学に籍をおいて勉強しています。


駅前の再開発にも興味があり

(というか、自分で情報を取りに行かないと、どんなことが起こっていて

今後どうなっていくのか分からない)

去年から駅前再開発の勉強会に参加したり、今年も再開発に伴うワークショップに参加しています。

勉強会もワークショップも、役所の人や商店街の人、旅館の人ばかりで

私のようなただの主婦はいないので、アウェー感の中、毎回、踏ん張って参加しています。


再開発の勉強会に参加したときに岩手のオガールのまちづくりの本を読んで

みんなで感想を語り合う回がありました。

その時に読んだ本は今でもいろんなことで参考になり、よかったと思っています。


今回「医と地」に参加したのは

オガールの本を読んで

これからの人口減少で行政にしても病院にしても、今まで通りにはいかない

変えていかないと、いや、いろんなことが変わらなければ

どんどん社会や地域の維持は難しくなるということが分かったし

だから地域の人を巻き込んでのプロジェクトなのかな、と思って

どんな風に変わっていくのだろう、という関心がありました。


それから社会福祉士の勉強ともリンクすることが多々ありました。

社会福祉士もジェネラリストといわれます。

同じ福祉の資格である精神保健福祉士はスペシャリストです。

社会福祉士が扱う分野は多岐にわたるからです。

内容は全く違いますが「ジェネラリスト」という言葉が共通していて

おもしろそうだな、と思いました。


藤沼先生のお話は病気を診ないで人を診る、ということだなと思いました。

今自分が勉強していることと同じです。

主訴はあるけれど、それが本当にクライアントが改善して欲しいと思っていることなのか

それを探っていくこと、相手の気持ちに寄り添うこと。

そういうことが私の勉強している資格や仕事に求められているので

とても興味深くお話を伺いました。


お話を伺いながら

「自分は資格を取得したら、どう在りたいのだろう?どんな社会福祉士になりたいのだろう?」

そんな問いが頭をめぐりました。

(私にはカリスマ先生という素敵なお手本がいる!)


でも実際「相手の気持ちに寄り添う」と頭では分かっていても

実際の現場では思うようにいかないんだよなぁ

だって私も人間だから……

(今の仕事を始めてもう5年ですが、いまだにポンコツ支援員です)と思います。


医学と看護は全く同じ方向を向いているのかと思ったら

ちょっとまた違う方向を向いている、ということがわかったのも面白いなと思いました。


藤沼先生のお話で、患者さんが生きてきた文化を知っておくのはいいよ

という話がありました。

児童精神科の看護師である「こど看」さんの本を読んだとき

患者である子どもとの会話で分からないこと

例えばゲームの話だったり、好きなキャラクターであったり

そういうものがあったら、その日のうちに調べる。

そして次の日、その子の会話の中で前の日に自分が知らなかったゲームの話をすると

子どもは自分のために調べてくれたことが分かって喜んで会話にのってくるし

自分のことを信頼してくれるようになる、という話があって

それと同じだなと思いました。


医療も、私が勉強していることも、向き合うのは「人の心」。

先日も職場の勉強会に参加したとき、ある事例を参考に

一方的に決めつけるのではなく、多角的に人をみることの重要性を教わりました。

だからいろいろ仮説を立てて観察したり、職場の仲間と話したりすることで

新しい視点でその人をみることができるようになる。

そういうことが大事なのかなと思います。


「コスパ」とか「タイパ」を重視する社会の流れの中で

私たちは「スイッチ・ポン」で答えが出る魔法をいつも探していて

でもそんな魔法はどこにも存在していない。

私もついつい魔法をさがしをしてしまっては軌道修正しています。


次回のタイトルにもある「社会的処方」は

私の勉強していることにもつながるのでは、と思います。

今後、卒業までにレポートをいくつか書かないといけないので

きっと参考になるはず、と楽しみにしています。

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