2025年2月26日水曜日

さかえ幼稚園

さかえ幼稚園の新園舎の見学会に行ってきました。 


初めて行く幼稚園。集合時間に遅れないように少し早めに到着。
幼稚園の近くをウロウロしていたら園長先生が声をかけてくださいました。
他にも見学の方がいらっしゃるかと思いましたが
他の方は前の週の回に参加されたそうで私一人でした。贅沢~。

新年度からは認定こども園に移行するとのことで、赤ちゃんから就学前のお子さんまで
幅広い年齢のお子さんをお預かりする園になります。
赤ちゃんの頃はたった1ヶ月でもできること、できないことは違うし
同じ月齢であってもやっぱりできること、できないことはさまざまなので
お預かりする先生方も大変だろうなぁと思います。
教室を案内していただきながら
小さなお子さんたちや、日々お子さんたちと関わる先生方の動線を考えた
配置であったり、設備であったり、いろいろ工夫されているなぁと思いました。

各クラスの名前は「いちご·みかん·もも·ぶどう・めろん」というフルーツの名前がついていて
かわいいなぁと思いました。
保護者や教職員から出た案からアンケートを取り、園児たちが考えたそうです。
来年度からは新園舎で活動がスタートするのですが
今年度の卒園式を旧園舎で行うか、新園舎がいいのか、ということなども
先生方職員だけでなく、園児たちと話し合って決めたそう。
子どもの気持ちに寄り添った、子どもの心に近い園長先生なんだなぁと思いました。
新しい園舎ができて、園児たちもきっとどきどきワクワクして楽しみにしているのだろうなぁ。

それからどの部屋からも線路がよく見える‼
私の職場からも線路やバスの停留所が見えるのですが、子どもたち電車やバスが大好きで
電車が通るたびに窓から顔を出して走っていく電車の姿を見たり
発着するバスをじっと見ているので
こちらの幼稚園でもきっと、同じような園児の姿を見ることができるだろうなと思いました。


旧園舎の向かい側に建つのが新園舎。
写真ではちょっと分かりづらいと思いますが
これまで3度の水害にあったため、新園舎はかさ上げしてあります。
谷のような地形にあるため、どうしてもこの辺りは雨水がたまってしまう地形だとのこと。
(園長先生が経験しているかぎりだと水害にあったのは平成5年、11年
25年は入園式当日、令和元年10月は2回、そして令和5年だそうです)


そしてこちらが旧園舎。新園舎ができてもそのまま残しておくそうなので
こちらも見学させていただきました。


玄関を入ってお遊戯室、一階と二階に保育室があります。
こちらでは未就学児対象のすだち教室の他に園庭を開放するあおぞら広場
(火曜日と隔週土曜日の予定ですが詳しくはInstagramの投稿で確認してくださいね)
があります。
その他、旧園舎の保育室等をイベントやサークル、お教室などでレンタルしたい方にも
幼稚園の行事などがない日になりますが貸し出してくださるそうです。
利用料なども公民館等を参考にしているそうで、子育て応援価格だと思いました。
気になった方はさかえ幼稚園お問い合わせフォームよりお問い合わせください。


どうしてここに幼稚園ができたのか。
まだいわき市になる前のこと
内郷地区には県営住宅や市営住宅がありましたが公私立幼稚園はなく
小さなお子さんがいる家庭では平地区まで通っていたそうです。
そのため交通量の多い国道や踏切などを横切らなければならず
登園途中のお子さんの交通事故をきっかけに
小学校の先生だった園長先生のおばあさまが幼稚園を建設されたそうです。

何度も水害にあっても幼稚園がここに残る理由でもあります。


こちらの幼稚園の卒園生である方もまたそうでない方でも、この旧園舎をきっかけに
子育てという共通項を通じて新しいつながりが持てたらいいなと思いました。

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