2025年2月25日火曜日

本 きみのお金は誰のため ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」 読んでから返却できた!

人気の本なので借りている間に読めるか、読めなかったらまた借りるか

そう思っていたけれどなんとか期間内に読むことができました。

あの本、どんな内容だったっけ、と思い返すこともあるだろうから

まだ記憶に残っているうちに感想をメモしておきます。

「お金を貯める」投資とか運用とかそういったことは興味があるし勉強はするけれど

じゃあ「お金とは?」と考えたり勉強したりしたことってないな、と思いました。

この本はお金自体や経済のことについて、小学生向けに分かりやすいように書かれているので

経済について興味がない私のような大人でも

「ああ、社会って経済ってそういう仕組みでできているのか」と理解することができました。

本当はそういうことって大事だし、こういうことこそ勉強しないといけないことなのに。


最後に経済学者のフリードマンの「一本の鉛筆」という有名なスピーチの紹介がありました。

一本の鉛筆ができるまでに(気が切り落とされるところから始まって製品として完成するまで)

何千人もの人が関わっている、という話です。

そしてこの本がいいたいのはそこから先。

 同じ言語を話さない人、異なる宗教を信仰する人、出会ったら憎み合うかもしれない人が協力して作っている。お金を使った経済によって、人々の間に調和と平和が促進されていると彼は言っているんや。

 お金は世界中の人々をつなげてくれる。しかし、お金の奴隷になったらあかん。人と人のつながりを感じて、“ぼくたち”の範囲を広げるんや。~略~

 空間だけやなく、時間も超えて“ぼくたち”は広がる。過去の歴史の営みは、年号を覚えるためだけに存在するんやない。現在の生活のいしずえになっている。

 過去から受け取ったバトンを未来へつなげていってほしい。

お金って実はすごいんだな、と思いました。


それから巻末にあった参考文献に「世界は贈与でできている」という本があったので

こちらも読んでみたいと思いました。

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