時空散走、植田・佐糠・金山ツアーに初参加。旅の始まりはサニデイカリデイから。
移転後の来店は初めて。
スタッフとサポーターと早めに集合してお昼ご飯を食べるというので
私も仲間に入れていただきました。
みなさん、それぞれ好きなものをオーダー。
私は2種掛けカレーをチョイス。カレーの内容はその都度変わるみたいです。
自転車で走るのは初めての場所なので、私は終始周りをキョロキョロしながら
サポーターのあとをついて行きました。
最初の地点はここ。
車で前を通ったことはあるのでこの看板は見たことはあったけど、的な場所。
自分一人だった多分、途中であきらめて帰っちゃう、そのくらい上るのが大変でした。(笑)
この場所をツアーに組み込んだ理由がわかった気がしました。
子どもたちが小さかった頃、駅前でアリオスのワークショップのどんどこ相撲があって
それに子どもたちを連れて参加したり
ウメノヤさん?だったかな、美味しいケーキと和菓子の老舗店でケーキを買ったり
いちご色のかわいい色をしたドアが目印のケーキ屋さんも好きだったし
いろんな思い出がある植田駅前。
今回、初めて知ったのは駅前のベンチの上にいたマスコットキャラクター。
みなさん、それぞれ飲み物やアイスなど好きなものを買いました。私はコーヒーアイス。
それぞれを楽しむのもいいけれど、まぜまぜして食べるのもいいよ」
と先に食べていたメンバーが教えてくれて
二種類の味が楽しめて、いや、3種類の楽しみ方があるアイスでした。
パンが売り切れたのでお店は早めのクローズになってしまいました。残念。
女性の方がされているのかと思ったら、若いお兄さんのお店だということが分かりました。
私も、食パンの焼けるいい匂いに幸せを感じていたパン屋の元店員だったので
またリベンジしたいと思います。
その後は宿場町だった頃のメイン通りを通り、サポーターの方のご先祖様が眠る墓地へ。
墓地の隣にあるお堂の前でお話を聞きました。場所が場所なので写真は撮りませんでした~。
ここで地元の歴史をめぐる話を。廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という歴史。
廃仏毀釈は学校の歴史でちょっと勉強した記憶はあって
明治新政府ができたときに神道国教政策によって寺社仏閣が壊されたことがありました。
日本には「やおよろずの神」がいる多神教の国だと思っていたけれど
そんな歴史が過去にあったんですよね。
勿来地区は神道が強い地区(お葬式は神式だったり、戒名がなかったりするので)
だと思っていましたが
どうしてそうなったのか、今回の話を聞いて納得しました。
ぜひ実際に実物や写真を見て、地元の多くの方に
サポーターさんから詳しい話を聞いてもらえたらいいなと思いました。
それが現代に受け継がれている伝統芸能にまで影響を及ぼしていることも知りました。
現代はただ、今ここにポッと出現しているわけではなくて
過去からずーっとあるものを受け継いでいる、というか
ずっと地続きなんだな、ということを感じさせるお話でした。
もちろん、現在の街のホットスポットも紹介するけれども
今あることだけではなくて、昔のことにも思いを馳せるから
「時空」散走、なのかなぁ。
ラストは鮫川沿いのサイクリングロードを、川を見ながら走りました。
勿来の景勝地八カ所を詠んだ歌があり、佐糠にはその一つがあります。
夜にはぐれた孤独な雁のように 捨てられた小舟がみえる、という句碑です。
みんなが句碑の説明を聴いている横で私は、句碑の向こうに何やら楽しそうな公園を見つけて
ちょっとわくわくしました。
今回、植田・佐糠・金山ツアーをサポートしたサポーターさんは
岩間海岸でゴミ拾いをしているそうです。
参加者の中にはこのゴミ拾い活動で知り合った方もいらっしゃいました。
サイクリングロードは蟹が横切ることもあって、猛スピードで一匹、移動していきました。
いい色だなぁと眺めながら走りました。
飛び地という昔のシステムもまたおもしろいな、と思いましたが
その飛び地があることで、隣り合った土地でも文化が全く違っていました。
同じ市内だと、みんな同じ歴史をたどってきていると思ってしまいがちですが
あらためて覗いてみると全く違っていました。
どうしても自分のことや自分の周りのことがスタンダードだと思って
みんなそうだと、それが普通だと思ってしまいますが
こうやって他を知ることでまた自分のことも深く知ることができるのかな、と思いました。
それから、現代は過去からずっと地続きで続いているんだなぁということも実感しました。
岩間海岸にはこんな階段があることも初めて知りました。
街を散歩する感覚でゆったり自転車でめぐるツアーです。
自分の住む街。知っているようで知らないことが沢山のツアー。
そして遠い遥か昔にも思いを馳せるツアー。
だからこそ地元の方に参加していただきたいなと思いました。
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