会社のミーティングにて。
「会社案内をつくりたいんだけれど、この会社のいいところややりがいを教えて欲しい」
という話になって、私自身、何だろうって考えてみた。
以前は学童で働いていたのだけれど、コロナ禍による学校休校措置で学童の送迎の仕事がなくなって
ちょうど真ん中ちゃんが進学で一人暮らしをするタイミングだったから
収入が半減するなんてもう大ピンチ!!
そんな時、駅前に子どもたちの送迎に行った時に目に入った
知り合いが運営する放課後等デイサービスの看板。
連絡したら「おいで」と支援員として働かせてもらえることに。
それまでいた学童でも放課後等デイサービスを始めたところだったから
なんとなく放課後等デイサービスってどんな感じか知っていたつもりでいたけれど
実際に放課後等デイサービスで働いてみたら
「こんなつもりじゃなかった!!」と思うくらい、学童とは違っていて。
子育て3人の経験なんて全然役に立たなくて、カルチャーショックの嵐。
失敗ばっかりするし、自己肯定感下がりっぱなし。
でも続けてこれたのは、子どもたちの心が優しいというかピュアというか
子どもたちの心に助けられて、なんとか毎日やってこれたと思う。
それから「保育士の試験、受けてみない?」と会社で誘われて
保育士の勉強をしたところから社会的養護のことを知って
子どもたちを取り巻く社会は、私の知らないいろんな世界があるんだと興味を持った。
それからなかなかコミュニケーションがうまくとれない子どもたちと関わることで
もっと子どもたちの心の中を知りたいと思ったり
吃音や発語のことや、子どもたちとのかかわりの中で勉強してみたいなって思うことが増えた。
放課後等デイサービスで出会った子どもたちのおかげで沢山の新しい扉を開くことができた。
それと、もう一つ。
子どもたちやスタッフから下の名前で呼ばれることも、嬉しいことの一つだと思う。
私は自分が好きではなかった。
だから私は自分の名前が好きではなかったし、下の名前で呼ばれるのも好きではなかった。
でも今の職場は「先生」とは呼ばせない。
子どもたちが大人スタッフを「先生」と呼ぶと
それぞれのスタッフの名前を覚えなくても用が済んでしまうから。
「音相」の話を読んで、名前で、あの音で呼ばれることで私は私になるんだ、と思って
それからはだんだんと自分の名前を受け入れることができるようになって
職場で子どもたちから名前で呼ばれるようになって、だんだんとイヤじゃなくなった。
ワークショップで「呼ばれたい名前を名札に書いてください」といわれると
それまではネットのハンドルネームを書いたりしていたけれど
今は下の名前を書くようにしている。
「職場で子どもたちからそう呼ばれているんです」って。
それなりに年数は経過している割にいい支援員にはなれていない
自分はまだまだ発展途上のスタッフだけれど
子どもたちと一緒に成長していけたらいいなと思う。
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