2020年10月11日日曜日

Sky Ocean Garden 岬 Cafe

平沼ノ内にできた Sky Ocean Garden 岬 Cafe
新しい番地なのでナビだとその付近までしか行けなくて
でも岬の上に建物が見えたのでなんとかたどり着くことができました。


ちょっとドキドキしながら車をおりて店舗へ。


なんとこちらのお店の裏手にはお地蔵様がたくさんいらっしゃるので
「?」と思って聞いてみました。
以前、この下の海岸辺りに賽の河原があったそうですが、震災で被害を受けたために
私費でここに移動したのだそうです。
お邪魔したのはちょうどお彼岸の頃だったのでお参りに来る方がいらっしゃいました。


こちらが店舗です。
ピザやパスタ、ドリンクなどを販売しています。


フェンスの外側にもベンチがあるので、せっかくだからフェンスの外へ。


外側は安全柵などはないので大人の人も十分注意しないと危ないですが
とっても眺めがいいです。


漁港では釣り人が釣りをしているところもよく見えました。


Facebookの投稿で、ここから下の海岸まで下りていける、とあったので
ちょっとどんなかんじなのか見てみたくて。
この日はうっかりパンプスを履いていて
オーナーからは「大丈夫だから行ってみたら」とすすめていただきましたが
「その靴ではちょっと大変かも」との女性スタッフからの言葉に上からのぞく程度に。
※ブログをご覧になった方より「こちらの海岸に降りるのは危険です」と
コメントをいただきました。


崖下の海岸は鳴き砂で有名だったそうですが、震災でがけ崩れがあったりして
この辺りも被害があったそうです。
この時間は満ち潮だったので水たまりができていました。
私は天然のプールでいいかもね~と思って見ていたのですが時間帯にもよるみたい。


そうこうしているうちにオーダーしていたピザが焼き上がったのでお店の方に戻ろうとしたら
「せっかくだから海を見ながら食事したら」とオーナーがワゴンに料理をのせてきてくれて
岬の上で海を見ながらピザを食べました。
「いわきといえどもこんな絶景、ほかにないでしょ?」とオーナー。


ピザを食べているとヒゲダンの曲が流れてきたのだけれど聴き慣れたヴォーカルの声ではない。


敷地内に目をやるとプレハブのハウスでなにやら若い男性が熱唱している模様。
「え?もしかしてカラオケ???」と思ってオーナーに聞いたところ
バンドを組んでヴォーカルを担当している方が歌っていたそうで確かに上手だったなぁと。
ちなみにこちらの音響設備はすごくこだわっているそうです。
オーナーは音楽CDを制作するなどすごく多趣味でいらっしゃいます。


ちなみにオーナーはこちらの山と、店舗がある場所と、海岸まで下りていく階段と
バックホーを使ってぜーんぶ切り拓いたのだそう。
海岸まで下りていく階段もバックホーでつくったというので
「バックホーで下まで下りたらどうやって上まで上ってきたんですか?!」と聞いたら
急斜面でもバックホーは上ってこれるそうです。
ショベルの部分を崖にひっかけて登る?らしい?

で、あの山の上でも、カラオケハウスがあるところでもテントを張ってキャンプもできるそうです。
少人数の貸切りキャンプだよ、と。
目の前が海だから早起きしたら日の出もばっちり見られるし
夜は大音量の波の音を聞きながら就寝できるし、星もよく見えるだろうなぁ。
すごく楽しいキャンプになるんじゃないかな?


ちなみに店舗近くにはまた別のプレハブがあって
お酒を飲んでしまった人はここで一泊(2000円)して朝帰ってもらうのだそうです。
中を見せてもらったら、お布団と毛布がありました。


水平線のところにフェリーが見えます。


拡大するとこんな感じ。
午前と午後、一日2回フェリーが同じ場所を通るそうです。
「あの場所にフェリーが来たということは今、4時15分くらいじゃない?」とオーナーが言うので
時計を見てみるとオーナーが言うとおりの時間でした。

夕方5時になるとオーナーは海を見ながらお酒を愉しむのでカフェは5時で閉店なのだそうです。
朝も早い時間に予約しておくと鍵を開けてもらえるそうで
以前はあるファミリーが、岬の上で昇る朝日を見ながら用意してきた朝食を食べたそうです。
それもまた贅沢な休日の朝の過ごし方だなぁ~。

そしてこちらの敷地内は未完成だそうでまだまだ進化するそうです。
オーナーの頭の中には「あそこをこうして、ここをこうして」といろいろ考えていらっしゃるようで
私も少しお話を伺いましたがワクワクしました。

絶景を見ながら食事ができるカフェですが
それ以上に気さくなオーナーのお話にとっても楽しい気持ちになって帰路につきました。


場所をざっくり説明すると、いわき七浜サイクリングロードの平沼ノ内あたりに行くと
“弁天岬 賽の河原”という手作り看板があります。
そこを海側に曲がって道なりに行くと崖の上にカフェが見えます。

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