2021年3月19日金曜日

キッズ★アリペ 挨拶文

キッズ★アリぺvol.103発行されました。vol.28からオモテ面の挨拶文を担当しています。

Fly Me to The Moon羊羹ファンタジア”をいただきました。会津の和菓子店が開発した洋風の羊羹で、切るたびに出てくる絵柄が変化し、三日月から満月へ鳥が羽ばたいていきます。また羊羹が入っている外箱は浪江町出身の女性日本画家によるものでとてもモダンです。震災後、美しい絵と新しい和菓子で福島の未来を明るくしたい、と生まれました。






2021年3月18日木曜日

目的達成

先日、プロモーション隊として作成したレポート

プロモーション隊としてネットにアップしてもらったものの

他のメンバーとの兼ね合いもあるし、あとはサイト運営者の意向もあって

私が提出したものからは文章も写真も削除された部分があり

(文字数はあらかじめ確認したら字数オーバーしてもいいっていうし

写真については回答がなかったし…ってことで作成したのだけれど)

でも、やっぱりあんなに時間かけて作成したのに完全バージョンが日の目を見ないのは悲しい

と思ってブログにアップし、SNSでもお知らせしました。

そしたら昨日、私のレポートを読んで「行きたくなりました」と

実際にお子さんを連れて家族で泊まりに行ってくださった方がコメントしてくださって

「わー、うれしー!!」と主人(レポート添削係)と喜びました。

お狩場焼きも美味しかったし楽しかったし、リラックスできた、お子さんも楽しんだ、とのこと。

レポート作成もブログアップも大変だったし

今回のプロモーション隊としての活動はいろいろあったけど

レポートを書いた目的(「読んだ人に行ってみたいな」と思ってもらえたこと)は達成できたので

こんなに嬉しいことはありません。

プロモーション隊として少しはいろんな意味で貢献できたかな。


2021年3月17日水曜日

巨人の目

巨人の目が欲しいと思った。
親という字は「木の上に立って見る」と書くのだけれど
木の上に立って遠くまで見通せるような
ジャックと豆の木や、ガリバーに出てくる巨人のようにとっても体が大きかったら
人間よりも遠く遠ーく先まで見渡せるから
そしてその目は時間軸でずーっっと先を見通せる能力。
世界はこれからこの先どうなるかわからない。ホントに一瞬先でさえ。
昨年、真ん中ちゃんの進学先を考えるときにすごく思った。
巨人の目、時間の枠を越えてずっと先まで見通せる目があったらいいのに、と。
子どもたちがこれからどこに住めば安心なのか、どうしたら危ない目にあわなくて済むのか。

でもその後の真ん中ちゃんの引っ越しや私の今までのいろんなことを考えて
人はご縁のある場所に行くのかもしれないな、とも思うようになった。
きっと自分の意思とは関係なく目に見えないものに導かれて
その人に必要な環境が与えられるのかもしれないな、と。
そしてそれに気づけるのはその人次第なのかもしれない、ということも。

だからどこにいたら安全かということよりは
危険な目にあうことのないような運のいい人になること
その方が大事なのかなと最近は思うようになった。


2021年3月16日火曜日

英会話のこと

Carmels’snestに見学に行き、ダナンジさんとお話したときに印象に残ったこと。

ダナンジさんは来日して10年以上経つので日本語で話をしました。

レッスンでは、玄関に入ったところから英語でやり取りするそうで

生徒が「?」という顔をしたら日本語でヒントを出すそうだけれど

基本的にはすべて英語になるそうです。


私もみなさんもお互いに英語は母国語じゃないでしょ?だから完璧な英語でなくたって大丈夫よ。

私が今、日本語で話していてちょっとうまく説明できなくてもなんとなく意味は通じるでしょ?

それと同じで、話を聞いている人が意味を補完して

こういうことを言いたいんだなって理解してくれるから

もっと日本人は積極的に英語を話したらいいのに、とダナンジさんが話していて

そういえばあそび工房ミシガン特派員のTomokoさんも

じようなことを言っていたなぁって思い出しました。

アメリカは人種のるつぼだからいろんな人がいるし、英語がネイティブじゃない人も沢山いる。

だから話を聞くほうも多少、文法が間違っていようが気にしないし

発音だって違っていたら「Tomoko、それはこうだよ」って発音を教えてくれたりするよ。


学生時代、宅急便の事務所でバイトしていた時

アメリカ軍の基地に配達の荷物があって、基地の中の建物の番号を聞いてほしいって頼まれて

(学生さんなら英語できるでしょ、ってことで私に回ってきた……)

ドキドキしながら電話かけて詳しい番地を聞いたことがあったなぁって思い出しました。

確か、品物はお友達からのお子さんの誕生祝いで

私は宅配便の会社で働いているんだけどそれを届けたいから詳しい番地を教えて

ってすっごく基本的な単語を並べてなんとか番地を聞き出したなぁ、なんて。

今ではもう懐かしい思い出だけど、英会話も度胸で臨んだらなんとかなるかな。


2021年3月15日月曜日

Carmel’s Nest

本格的なモンテッソーリ教室が市内にできたと聞いて見学に行ってきました。

普通のお宅の一室で行われています。

レッスンで使われている教材の一部。


これらの他に講師の手作りの教材があります。


講師はスリランカ出身の女性ダナンジさん。(国際モンテッソーリ認定指導資格を取得ずみ)
ご夫婦ともスリランカ出身で、東京で生活していましたがご主人の仕事の関係でいわきに引っ越し
奥さまは自宅でモンテッソーリ教育の教室を始めることにしたそうです。

モンテッソーリ教育はイタリアで100年前にできたもので
もともとは発達障害のあるお子さん向けのものとして始まりましたが
発達障害の有無関係なく子供向けの教育方法として普及するようになりました。

スリランカは多民族国家なのでミッション系のスクールなど
他にも民族や宗教由来の学校が複数あるそうですが
半数の学校でモンテッソーリ教育が行われているそうです。

モンテッソーリ教育をひと言でいうと「子どもの自立を促す教育」だそうです。
お子さんが自分で判断して行動できるようになるので
お母さんがいろいろと子どもに指示をしなくてもよくなるから子育てが楽になりますよ、とのこと。
またお子さんの発達の個人差にあわせた教育であり、五感を刺激しながら行うそうです。

最近は海外に赴任した方がモンテッソーリ教育のよさを知り
帰国してからもお子さんにモンテッソーリ教育を受けさせたいという親御さんにより
東京ではモンテッソーリ教育がブームなのだそうです。

こちらでは英語とモンテッソーリ教育をコラボレーションさせたクラスで
玄関に入った瞬間から講師と英語でやり取りをするようになります。
お子さんが「?」分からないという表情をしたときは日本語も交えるそうなのでご安心を。
月に一度はイベント(季節ごとに世界中のパーティーなど)も開催する予定なので
ぜひお母さんだけでなくお父さんも参加してください、とのことでした。
お父さんも参加することで、お子さんとどう遊んだらいいのかのヒントにしていただきたいそうです。

またダナンジさんは中央台公民館で行われているフリースタイル英会話教室の講師も務めており
英会話のレッスンも行っていますので興味のある方はどうぞ。

2021年3月14日日曜日

私の誕生日

このところ、誕生日がちょっと憂鬱。

あの年から、私の誕生日がちょっと違う日になってしまったから。

自分の誕生日ってちょっと自分の中では特別な日なのになんだかちっとも嬉しくない。

大事な人を失ったり、あの日から生活がガラッと変わったり

人によっていろんな思いがある日だとは思うのだけれど

でもなんだか私の特別な日が、社会から不自然な色で縁取られた日になってしまったような気がして

どうも嬉しくない。

だからTwitterでその気持ちを吐き出したら

同じ誕生日の日だという人に「誕生日おめでとう」ってお祝いしてもらえた。

まさかの展開に嬉しくなっちゃった。

この日が誕生だっていう人にしか、この気持ちはわからないよね、って。

そして誰かにお祝いしてもらいたいと思って気持ちをつぶやいたわけではなかったのに

反応してくれた人がいたことも嬉しかった。

だからTwitterにはまっちゃうのかな、ってちょっと思った。


2021年3月13日土曜日

10年後のビデオレター

震災後、被災3県の子どもたちにビデオカメラを渡し自由なテーマでビデオレターを撮ってもらおう

というプロジェクトがあり、我が家も参加しました。

あの頃、放射能汚染を気にして地元の野菜を食べることができなかった我が家に

義母と義兄が遠い産地の新鮮な食材や野菜を送ってくれていました。

他にも候補はありましたが、義母と義兄にお礼のビデオレターを撮ろうということになりました。

そのプロジェクト作品は今でもYouTubeで公開されています。


昨秋、その時にお世話になったディレクターより連絡があり

10年経ってあの時の子どもたちはどうしているか近況を尋ねるとともに

10年後の子どもたちの様子をまた撮りたいという連絡でした。

あの時、出来上がったビデオレターは100通。一人一人に連絡を取っている様子でした。

あの時、我が家の子どもたちは小学生でした。

地震や津波の影響はほとんどなかったものの、親子ともにいろいろな葛藤がありました。

他のお子さんは、親御さんはどうだったのでしょうか。

住む場所も年齢も、置かれた状況も様々な子どもたちのその後の歩みを

今回取り上げていただいたそうでどんな内容なのか楽しみにしていました。


我が家も真ん中ちゃんが天国の義母に向けてのビデオレターを撮りました。

真ん中ちゃんが主人や私、上の子ちゃんにインタビューする形でスマートフォンで動画を撮影し

年頃の下の子ちゃんはインタビューにはでませんでした。

とはいえすべて放送されるわけではなく、どこの部分が放送されるのか楽しみでした。



ちょうど1週間前、その番組がNHKで放送されました。

我が家はほんの短い時間ではありますがちょっこっとだけ出演させてもらいました。

震災の後、主人の実家に避難させてもらった時に義母たちが快く受け入れてくれたことから

今でも子どもたちを思う親の心が主人に受け継がれているということで

主人が我が家の防災部長として

離れて暮らす上の子ちゃんや真ん中ちゃんの家にも2週間分の水や食料を備蓄させている

と話している映像を使っていただきました。

その後、真ん中ちゃんが自宅にある防災備蓄食料を紹介しました。

またお正月にみんな揃って食事に出かけたときの様子を真ん中ちゃんが実は撮影していて

そのシーンが登場したときはびっくりしたし

食事の最後に真ん中ちゃんが「家族みんなで撮ろうよ」と言って撮った写真もでてきて

「ディレクターに家族写真を撮るように言われてたんだね……」と納得しました。

10年前の映像も登場してとても恥ずかしい思いもしましたが

岡山に住む義母の妹である叔母や、震災後に新鮮な野菜をたびたび送ってくれた主人のいとこにも

現在の我が家の様子を見せることができました。

真ん中ちゃんの七五三の時の、義母と義兄が一緒に写った写真も画面いっぱいに映し出されて

義兄や義父、岡山の親戚もとても喜んでくれました。

その夜、久しぶりに叔母の夢の中に義母がでてきたそうで、きっと義母も喜んでくれたかな。


10年経って、あの時の企画がこのような形で復活するとは思いもしませんでしたが

素敵な企画に参加することができてホントによかったと

主人の実家の家族も巻き込んでの、すごくいい思い出がまた一つ増えました。