3回目のとなる常磐ツアー。
愛車の鍵にアクシデントがあり、今回は自転車をお借りしてのスタート。
備中屋斎菊に立ち寄り、今回はお休みだったので中に入れませんでしたが
その昔、旅館業を営んでおり、備中からのお客様が多かったので備中屋という名前の宿やだったこと
現在はカフェで、日本画家だったオーナーの曽祖父が描いた絵があり
町の様子がとても細かく描かれていて素晴らしい
(カメラがなかった時代なので、町の様子を写真並みに詳しく、細かく写し取っている)
という話をしました。
そしてその次に向かったのは、常磐ツアー初登場の惣善寺。通称「下の寺」。
桜の名所である観音山の下にあるお寺で、実家の菩提寺でもあります。
小さい頃はよく観音山にも遊びに行ったし、近くに三函座もあったし
この辺り一帯は私にとっていろんな思い出のある場所です。
そうそう境内には山の斜面に穴をあけた防空壕の跡もあり
私にとっては幼少期の遊び場にいくつもあったので珍しいものではなかったのですが
市外出身のメンバーは写真を撮っていたりしたので、珍しいものなんだなと分かりました。
この町には「上の寺」(お寺はなくて今はお墓しかないけれど)「中の寺」「下の寺」があって
どうしてそう呼ばれているのか分からずに私もそう呼んでいたけれど
昔、この辺りには小川が流れていてそれぞれ川上、川中、川下にあったから
そう呼ばれていたのだと知りました。
時空散走のおもしろいところは、ずっと住んでいるのに(しかも自分の故郷なのに)
全然知らないことを知ることができるところなのです。
こちらのお寺は500年前からあるそうで
その昔、湯本の町中には至る所に湯壺があって温泉が自噴していた頃
(備中屋斎菊にそのころの町の絵が飾ってあり、それを見るとよく分かります)
このお寺の境内でもいろんなところで自噴して湯気が立っていたそうです。
すぐ近くにあった大滝館(こちらの息子さんは兄の小学校の担任でした)という旅館は
ものすごい湯量だったという話なども聞くことができました。
お湯が沢山出ることを「滝」といい、湯本には「滝」(または「瀧」)と名前のつく旅館が多かった
ということも聞きました。
今回、どうして惣善寺を選んだのかというと
備中屋斎菊オーナーの曽祖父である勝之助さんが描いた涅槃図があるから。
住職にお願いすると快諾していただき本堂へ。
備中屋斎菊にある絵とはまた違ったものでした。ぜひ足を運んで実物をご覧ください。
次は温泉神社の下に移動し、新瀧の跡地を見ながら湯本にゆかりのある鯨岡阿美子さんの紹介を。
年代はだいぶ違うけれど、こんなすごい人が同じ町に住んでいたなんて、同じ女性として嬉しい。
なのに私を含め町の人はほとんど知らないので、時空散走では毎回紹介させていただいております。
そしてこれも今回が初めて。
みゆき山から駅前を見下ろして、どのあたりが再開発区域なのかを見てみました。
湯本に住んでいてもこうやって町を見ることってあんまりないだろうから、また新鮮かな。
みゆき山の昔の話なんかもちょっと出たりして。
それから今回の目玉!!チアフルカフェ~。
前回と前々回と、気になりながら定休日だったので寄り道できなかったのですが
今回は期間限定の焼き芋メニューが気になったので
事前に電話して営業しているか確認しました。(笑)
いろいろ迷ったけれど芋みたらし!!
バニラアイスにお醤油がかかっていて、下にはあつあつのお芋が入っています。
お芋にしたり果物にしたり、クレープやスムージーや、どっちもオーダーしちゃう人もいて
それぞれ好きなものをいただきました。
いつも車で前を通っていて「行ってみたい」と思っても駐車場が分からなくて~
という参加者の方もいらして
駐車場の場所をお知らせしたところ「今度、また来てみます」との声があったり
なかなか男性一人では行けないからよかった~という声があったり
参加者の方にも喜んでいただけてよかった♪
ツアーをアテンドする側としては
町のおすすめポイントに参加者の方を連れて行けることも楽しみの一つです。
チアフルカフェのあとは、その昔給食センターだったところや私が生まれた産院の跡を通り
ちょっと紹介した後に温泉スタンドへ。ここも今回初です。
ガソリンスタンドのように、温泉を給湯できます。
こんな機械が並んでいます。
使用するには常磐支所で温泉メダルを購入します。200ℓ 120円、1000ℓ 300円。
こちらはポリタンク用なので、ポリタンクにお湯を入れるのかな。
200ℓ ってどのくらいの量?家庭のお風呂の浴槽にお湯をためるとして、どのくらいなんだろうね?
という話になりました。
介護事業者がここで業務用の大きなタンクにお湯を給湯し
介護する方の自宅の浴槽にお湯を入れて、お風呂介助する、という使い方などがあります。
もちろん一般の方も自由に購入できます。自宅で温泉のお風呂が楽しめますよ。
帰りはこんぴらさまの横を通って「おかんアート」ならぬ「おとんアート」を紹介し
鳥静も気になるから次回のツアーではみんなで寄り道してから揚げを食べるのもいいねぇと
話しながら湯本駅に戻りました。
駅前まで戻ってきて、解散時刻まで少し時間があったのでことりさんに寄り道!!
その昔、私が小学生だった頃、ここにはペットショップがあって鳥かごに入った小鳥もいて
通学路沿いだったこともあり、小学生の寄り道スポットでした。
そしてとにかくことりさんのお菓子は美味しい♪
素材にもこだわっていて、丁寧に作られているのが分かる。
参加者の方も「帰りに買って帰ろうと思っていました!!」ということで
何とツアー中2回目の甘いものやさんに立ち寄りました。
こうして無事に3回目の常磐ツアーが終了しました。
なんと嬉しいことに前回から参加している方より
浅貝地区の貴重な昔のイラストをいただきました。
これは次回、また浅貝を紹介しなければ~。
だって常磐コールシスターズというすごいチームがあったのを
私を含め、地元の人たちは知らないので。
そして浅貝ときたら温菓子屋のメロンパンよね!!と早くも甘いもの補給ポイントは決定です。
毎回、私の頼りないアテンドで大丈夫かな、と気になっていますが
(参加者の方が地域の説明してくださったり、貴重な思い出話のおかげで助かっています)
次回も町の紹介やおすすめポイントなどを参加者の方と共有したいと思います。
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