2020年6月5日金曜日

子どもと大人の時間に対する感覚の違いについて

歳をとるとなんだかすごく時間が過ぎていくのが早いと感じる。
なんでかなぁと思っていたけれど、それを分かりやすく解説されていたので
忘れないようにシェア。

#子どもたちへ 日本科学未来館キュレーター 内田まほろさん

以前、「時間旅行」展という展覧会をつくったときに、認知心理学の先生に「子どもと大人では時間の流れが違う」ということを教わりました。大人の私たちも、子どもの頃の夏休みが長かったなーという思い出がありますよね?

その理由はいろいろあるのですが、まず、同じ時間でも、過ごした時間における割合や重みが違うということ。たとえば、1ヵ月は50歳(600ヵ月)にとっては600分の1だけど、10歳(120ヵ月)にとっては120分の1。考えてみると、その違いがわかりますね。

それから、細胞が活性化しているときほど、時間は長くゆっくり感じられ、さらに、新しい経験だけが記憶に刻まれて、過ごした時間をより長く感じるということなのです。ですから、数年しか生きていなくて、細胞分裂を活発に繰り返して、新しいことに毎日出会う成長期の子どもの時間は、大人に比べて、とてつもなく長くて記憶に残るものなのです。



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