キッズ★アリペ100号が完成しました。
創刊前に何号か創刊準備号を発行していたので
それもあわせたらもうすでに100号突破していたのですが。
100号を発行し終えて思ったのは「縁」とは不思議だなということ。
まさか私がこんな、フリーペーパーの記事を書くことになるだなんて全然想像できませんでした。
もともと文章を書くのが好きではあったけれど、まさか、まさかね、と。
子どもが小さかった頃「子どもたちにいろんなことを体験させたい」とはりきっていて
でも専業主婦であまり経済的に余裕はなくて
図書館や公共施設、大型商業施設に行った時にはチラシコーナーをチェックして
リーズナブルだったり無料だったりする子ども向けイベントはないかな?と。
その姿に「お母さん、“無料”とか好きだよね」と言われたりして。
その横で私は「子ども三人育てるのって大変なんだからね!」と心の中で叫んでいました。
あそび工房がスタートして、“あそび工房”という子ども向けイベントをやっているよ
というお知らせを作ってみないか?というアリオスのあそび工房担当スタッフからの提案から
「キッズ★アリペ」ができました。
だってあそび工房の存在を知ってもらわないとお客さんにも来てもらえないし。
で、あそび工房の宣伝だけじゃなくて、市内の読み聞かせ情報など
子ども向けイベントなどのお知らせも一緒に掲載したらいいね、と
私が今までいろんなところに出歩いて集めた子育てイベント情報も載せてもらって。
この時のアリオスのあそび工房担当スタッフが経験豊かな広報スタッフだったから
「あそび工房を宣伝するフリーペーパーをつくろう」ということになったんだと思います。
他のスタッフではきっとそうはならなかったんじゃないかな。
子育て情報を発信するフリーペーパーならこんなものが作りたい、というものが
私にはありました。
1歳になったばかりの上の子ちゃんを連れて名古屋近郊の町に引っ越したことがありました。
それまでは主人の実家の近くに住んでいたので何かあれば義母にお願いできました。
でも今度は私の実家も主人の実家も遠い。知り合いは誰もいない。そんな土地での子育て。
新しい土地での生活にも慣れてきた頃、妊娠前に治療した歯が痛くなって困りました。
歯医者に行くのに上の子ちゃんどうしよう・・・・。
そんな時に町で見かけた小さなフリーペーパー。
それは町の情報がいろいろ掲載されており、そこに「個室で子連れOKの歯科医院」の文字を見つけ
安心して子連れで歯科治療を受けることができました。
院長先生の奥様の「子どもがいると歯医者に通うのも大変」の言葉から
奥に個室を作り、ベビーベッドやビデオ、絵本屋おもちゃを置いて
ママが子どもを連れて他の患者さんに気兼ねなく通えるようにしたそうです。
歯科医院の他にもフリーで活動する助産師さんの連絡先も書かれており
引っ越してきたばかりで土地のことがよく分からない、と事情を説明して
自宅近くの信頼できる小児科や二人目を授かったときには託児室がある産婦人科を紹介してもらい
真ん中ちゃんが逆子でなかなか直らなくて困っていたときは
我が家に出張して逆子体操を教えてもらったり、その後に二人でおしゃべりをして
どちらの実家も遠かったけれどあのフリーペーパーのおかげでどれだけ助かったことか。
だから、子育て情報を集めて発信するフリーペーパーをつくるなら
私がとても助けてもらったあのフリーペーパーのようなものが作りたい!!
その思いがキッズ★アリペの原点になっています。
そして、私が見知らぬ土地での孤育てを経験していなかったら
あそび工房の担当スタッフが経験豊富な広報スタッフじゃなかったら
そしてあそび工房がそもそもなかったら
キッズ★アリペも生まれていませんでした。
だから「縁」って不思議だなぁと思わずにはいられません。
キッズ★アリペが発行されると、毎月、キッズ★アリペを持って市内の協力店に配布のお願いに歩く
あそび工房スタッフ(私の母くらいの年代)がいました。もちろんボランティアです。
どうしてそんなに一生懸命してくださるんだろう、と思って聞いたことがあります。
その方も関西出身でいわきに嫁いできた方でした。
行政に、ずっとこんな情報誌を作って欲しいと何度もお願いしていたそうで
自分がずっと作って欲しかったものがやっとできた、それがキッズ★アリペだったそうです。
だから嬉しくて、配布に毎月歩いている、とのことでした。
また子育て支援の活動をしてる方からは
「キッズ★アリペを大事そうにバッグから取り出す、転入してきたママ」のことを聞いて
私も嬉しくなりました。
いわきで子育てをすることになったママ、思いは人それぞれだと思いますが
縁あってこの土地で子育てをすることになったママに
ここでの子育てを楽しいと思ってもらえるように(そうすることが子どもの笑顔にも繋がるから)
そんな思いで情報発信をしています。
まだまだこれからもキッズ★アリペの発行を続けていきたいと思います。
我が家の子どもたちはどんどん大きくなっているし
私一人での情報収集にはどうしても限界があります。
子育て中のママがどんなことに困って、どういったことを知りたいと思っているのか
また、こんなところに行ってよかったよ、これはオススメ
そんなことも教えてもらえたらいいなと思います。
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