2017年12月2日土曜日

防災ママカフェ みんゆう随想7

妊婦さん・赤ちゃん・ハンディっ子やアレルギーっ子……万が一の時に不安が多い人達を守りたい。「どんな子どもも取りこぼさない防災」を目指して『はぐくみ防災サポーターズいわき(はぐサポ)』という団体が誕生しました。
 はぐサポの記念すべき第一回目の活動は、(社)スマートサバイバープロジェクト特別講師のかもんまゆさんをお招きして、福島県初開催のママ向け備災講座「防災ママカフェ@いわき」を開催しました。
 かもんさんは、東日本大震災の際、被災したママと子どもたちへの物資支援活動を通じ、被災地のママ達の過酷な被災経験や、「早く未災地(=まだ震災が起きていない地)のママに伝えて、子どもを守って欲しい」「他のママにはこんな思いをして欲しくない」という思いを聞き、ママのための防災ブックを作り、今は全国で行われる「防災ママカフェ」で、「子どもを守れるママになろう!」と呼びかけておられます。
 1123に市内で開催された防災ママカフェの第一部は、ママのための防災ブック「その時ママがすることは?」に書かれている内容をもとに話が進められました。地震の瞬間と直後、地震から一週間、その後の生活に分けてお話くださいました。
 今回は実際に震災を乗り越えてきたいわきでの講演ということでかもんさんも遠慮がちに話しておられましたが、沢山のママ達の体験がかもんさんの口から語られることで、ママ達はどんなことに直面し、災害に備えるために私たちはどうしたらいいのか、具体的に
説明してくださいました。そこが他の防災講演会との違いでとても参考になりました。
 また、地震のメカニズムやいわきで想定される地震、それによって誘発される災害や予想される被害についても調べて丁寧に説明してくださいました。
 第二部では実際に非常食を食べてみました。発熱剤で非常食を温めたり、子どもに人気のあったメニューも教えていただきました。
 地震国に生まれた私たち。二度とあのような震災が起こらないとは断言できません。合い言葉は「子どもの命を守れるママになろう。」「子ども自身も自分で考え行動する。」「自分の命は自分で守る。」ぜひご家庭でも話し合ってみませんか。

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