2024年1月31日水曜日
アレっ子ちゃんへの美味しいお土産 遠野まんじゅう
2024年1月30日火曜日
「オランダへようこそ」 エミリー・パール・キングスレー
私はよく「障がいのある子を育てるのってどんな感じ?」と、聞かれることがあります。
そんな時私は、障がい児を育てるというユニークな経験をしたことがない人でも、
それがどんな感じかわかるようにこんな話をします。
赤ちゃんの誕生を待つまでの間は、まるで、素敵な旅行の計画を立てるみたい。
例えば、旅先はイタリア。山ほどガイドブックを買いこみ、楽しい計画を立てる。
コロシアム、ミケランジェロのダビデ像、ベニスのゴンドラ。
簡単なイタリア語も覚えるかもしれない。とてもワクワクします。
そして、何カ月も待ち望んだその日がついにやってきます。
荷物を詰め込んで、いよいよ出発。数時間後、あなたを乗せた飛行機が着陸。
そして、客室乗務員がやってきて、こう言うのです。
「オランダへようこそ!」
「オランダ!?」
「オランダってどういうこと??
私は、イタリア行の手続きをし、イタリアにいるはずなのに。
ずっと、イタリアに行くことが夢だったのに」
でも、飛行計画は変更になり、飛行機はオランダに着陸したのです。
あなたは、ここにいなくてはなりません。
ここで大切なことは、飢えや病気だらけの、こわくてよごれた嫌な場所に連れてこられたわけではないということ。
ただ、ちょっと「違う場所」だっただけ。
だから、あなたは新しいガイドブックを買いに行かなくちゃ。
それから、今まで知らなかった新しいことばを覚えないとね。
そうすればきっと、これまで会ったことのない人たちとの新しい出会いがあるはず。
ただ、ちょっと「違う場所」だっただけ。
イタリアよりもゆったりとした時間が流れ、イタリアのような華やかさはないかもしれない。
でも、しばらくそこにいて、呼吸をととのえて、まわりを見渡してみると、オランダには風車があり、
チューリップが咲き、レンブラントの絵画だってあることに気付くはず。
でも、まわりの人たちは、イタリアに行ったり来たりしています。
そして、そこで過ごす時間がどれだけ素晴らしいかを自慢するかもしれないのです。
きっと、あなたはこの先ずっと「私も、イタリアへ行くはずだった。そのつもりだったのに。」
と、いうのでしょう。
心の痛みは決して、決して、消えることはありません。
だって、失った夢はあまりに大きすぎるから。
でも、イタリアに行けなかったことをいつまでも嘆いていたら、
オランダならではの素晴らしさ、オランダにこそある愛しいものを、
心から楽しむことはなかったでしょう。
みんなとは違う土地だけど、
私はオランダを思い切り楽しんで、そして大好きになりました。
オランダへようこそ!
2024年1月29日月曜日
今の職場でいいなと思っているところを考えてみる
会社のミーティングにて。
「会社案内をつくりたいんだけれど、この会社のいいところややりがいを教えて欲しい」
という話になって、私自身、何だろうって考えてみた。
以前は学童で働いていたのだけれど、コロナ禍による学校休校措置で学童の送迎の仕事がなくなって
ちょうど真ん中ちゃんが進学で一人暮らしをするタイミングだったから
収入が半減するなんてもう大ピンチ!!
そんな時、駅前に子どもたちの送迎に行った時に目に入った
知り合いが運営する放課後等デイサービスの看板。
連絡したら「おいで」と支援員として働かせてもらえることに。
それまでいた学童でも放課後等デイサービスを始めたところだったから
なんとなく放課後等デイサービスってどんな感じか知っていたつもりでいたけれど
実際に放課後等デイサービスで働いてみたら
「こんなつもりじゃなかった!!」と思うくらい、学童とは違っていて。
子育て3人の経験なんて全然役に立たなくて、カルチャーショックの嵐。
失敗ばっかりするし、自己肯定感下がりっぱなし。
でも続けてこれたのは、子どもたちの心が優しいというかピュアというか
子どもたちの心に助けられて、なんとか毎日やってこれたと思う。
それから「保育士の試験、受けてみない?」と会社で誘われて
保育士の勉強をしたところから社会的養護のことを知って
子どもたちを取り巻く社会は、私の知らないいろんな世界があるんだと興味を持った。
それからなかなかコミュニケーションがうまくとれない子どもたちと関わることで
もっと子どもたちの心の中を知りたいと思ったり
吃音や発語のことや、子どもたちとのかかわりの中で勉強してみたいなって思うことが増えた。
放課後等デイサービスで出会った子どもたちのおかげで沢山の新しい扉を開くことができた。
それと、もう一つ。
子どもたちやスタッフから下の名前で呼ばれることも、嬉しいことの一つだと思う。
私は自分が好きではなかった。
だから私は自分の名前が好きではなかったし、下の名前で呼ばれるのも好きではなかった。
でも今の職場は「先生」とは呼ばせない。
子どもたちが大人スタッフを「先生」と呼ぶと
それぞれのスタッフの名前を覚えなくても用が済んでしまうから。
「音相」の話を読んで、名前で、あの音で呼ばれることで私は私になるんだ、と思って
それからはだんだんと自分の名前を受け入れることができるようになって
職場で子どもたちから名前で呼ばれるようになって、だんだんとイヤじゃなくなった。
ワークショップで「呼ばれたい名前を名札に書いてください」といわれると
それまではネットのハンドルネームを書いたりしていたけれど
今は下の名前を書くようにしている。
「職場で子どもたちからそう呼ばれているんです」って。
それなりに年数は経過している割にいい支援員にはなれていない
自分はまだまだ発展途上のスタッフだけれど
子どもたちと一緒に成長していけたらいいなと思う。
2024年1月28日日曜日
2024年1月27日土曜日
勉強することの意味の一つは
勉強することの意味の一つは、「他人の心がわかる」こと。自分と近くて、共感できる人ばかりではなく、自分から遠くて、すぐには共感できない人の気持ちもわかることが大切なのです。そのためには人間や世界のことをたくさん知って、想像したり、内部モデル(「心の理論」)をつくる必要があります。
2024年1月26日金曜日
手を使って考えることが出来ない子は頭を使っても考えることが出来ません
すごくドキッとしたし、考えさせられるし、本当だな、と思うし。
そんな自分自身もスイッチポンで答えが出ることを知らず知らずのうちに期待していて
答えが出ないとがっかりしたり、そういう自分にもまたガッカリだし。
だったら自分はどうしたらいいんだろう?
子どもと関わる仕事をしている自分は、子どもたちとどんなことをしたらいいんだろう?
ってもやもやします。