2019年11月27日水曜日

受験生 みんゆう随想27

 前回の随想で絹谷富士は「二千年前、海底火山だった」と紹介しましたが「二千万年前」の間違いでした。ご指摘くださった方、ありがとうございました。文章を書くことは孤独な作業ですが「読んでくださっている方がいるんだ」と嬉しくなりました。
 さてここ数年、毎年受験生を抱える我が家。一昨年は長女の大学受験、昨年は長男の高校受験、そして今年は次女の大学受験。長女の高校受験が終わった時、とてもホッとしたのと同時に「あと二回もあるのか」と思ったものでした。おかげさまで親として迎える高校受験は無事に終わりました。
そして今年は次女の大学受験。私も大学受験したことはありますが、その頃とはシステムも変わり分からないことばかりでした。受験させるので精一杯だった長女の時と比べて今回は私の気持ちにも余裕ができました。
 一昨年と昨年と、次女は受験を迎える姉弟のためにフェルトでオリジナルの合格祈願のだるまを作ってくれました。二人共受験会場に次女の作っただるまを大事に持って行きました。次女の時は私が合格だるまを作らないと、と思いながらもすっかり忘れて推薦入試試験の当日を迎えました。
 長女の大学受験の時は、同伴した私は長女が受験中は宿でゆっくりしている予定でした。ところが宿に行くと周辺の下宿先を紹介する不動産店のパンフレットが置いてあり、合格発表まで仮予約をすることができると書いてありました。下宿先は合格発表の日に探すものだと思っていましたが、予定を変更して長女を受験会場に送り届けてから私は不動産店へ向かい、長女の受験中に下宿先の仮予約を済ませたのでした。
 そんなことがあったので次女受験の数日前、長女からメールがありました。次女が受験中に下宿先の下見をするならば、と物件選びに際してのアドバイスが書かれていました。それまでも長女は妹の模試の結果を気にしてはたびたび連絡をしてくれていました。親だけじゃない、次女には心強い応援団がいるなと嬉しくなりました。
 長女のアドバイスのおかげで学校の近くにいい物件を見つけることができました。合格発表はこれから。次女があの街にどうかご縁がありますように、と願うばかりです。

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