ある1人の女性の自伝としても読めるし
女性として、母として、妻としてのお手本のようにも読めるし、とっても面白かった♪
著者の祖母は幼い頃、子守中に失明するシーンがありました。
背中に負ぶった子どもを守ったために自分の目を守れなかった。
年頃になっても片眼を失った彼女は鏡を見ようとしない。
そんな娘の姿を見た母親が言ったひと言。
「自分の顔が醜いと己の心が決めつけている。母には勇敢な娘の姿が見える。」
ドロシー・ロー・ノルトの「子どもが育つ魔法の言葉」やインディアンの言葉にも
同じような言葉があったのを思い出しました。
片眼を失ってかわいそうな子、と思って育てたら
きっと一生「自分はかわいそうな子だ」と自分自身にレッテルを貼って
上手くいかないことがあったらそれを理由にしてしまったかもしれない。
でも母親は心を鬼にして、決して娘をかわいそうな子扱いをすることはなかった。
そのおかげで娘はとっても立派な女性に成長したのだけれど
私だったらできるだろうか…と考えてしまいました。
女子の武士道 |
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