倉敷の旅行から帰ってくると義母が体調を崩したと聞いた義母の職場の人、東京に住んでいる幼なじみの友人や、45年以上も前に住んでいた社宅の仲間などいろんな人達が義母のところにやって来ました。そして「美味しいものを食べに行こう」と連れて行ってくれたり、心のこもったおみやげを持って来てくれました。
「情けは人のためならず、という言葉の本当の意味を知っている?」と義母に聞かれたことがあります。「情けは人のためにならないから情けはかけない方がいい、という意味だと思っていたら本当はそうじゃないんだよね。他人に優しくしたことは、やがてはめぐりめぐって自分に戻ってくる、そういう意味なんだってね。」と義母が教えてくれました。
震災のとき、義母の友人達が「山田さんの息子さん達が困っている」と水や食料を沢山送ってくださいました。それは義母もまた友人達が困ったときに自分のできる精一杯のことをしていたからだと思いました。
義母がこれまでどんな人生を歩んできたのかが分かったような気がしました。
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