2016年11月17日木曜日

小川さんのインタビュー記事を読んで思いだしたこと

木を植える音楽」の参加アーティストによるインタビュー記事、ラストを締めくくるのは小川さんでした。
読みながら震災後のことを思い出しました。

あの頃。
これからどうなるのか不安で仕方がなかった。
でも子ども達は普段通りの生活をしていて、上の子ちゃんはいつものようにピアノの練習を始めた。
ふいに、ピアノのコンクールで弾いた曲を思い出したように弾きだして
それは私の大好きな曲で
その瞬間、かさっかさに渇いていた心に新鮮な水が一気にあふれ出してきたようで
「ああ、ミサコのピアノの中のシーンと同じだ」って
上の子ちゃんの弾いた曲がどんなに私の心の支えになったことか。
それは今でも忘れません。

芸術は衣食住が整わないと成り立たないかもしれません。
でも人が人らしくあるためにはなくてはならないものだと思いました。

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