当日、話をする予定の資料を見返していると
「あ、この写真があった方が分かりやすいな」とか「これの動画はあるだろうか?」など
追加の資料が欲しくなってきます。
トエレもそのひとつ。トエレはタヒチアンダンスにはかかせない楽器の一つ。
現在、シティセールスのメインコンテンツとして「フラ」を取り上げていますが
じゃあどうしてフラダンスなのか、なぜ常磐ハワイアンセンターが生まれたのか
石炭が斜陽産業になり、雇用を守るために新しい産業を生み出さなければいけないとなった時に
なぜハワイをテーマにしたテーマパークをつくろうと思ったのか。
そこに至るまでのエピソードはあまり知られていません。(私も知らなかった)
温泉を利活用する予定はあったものの、メインのショーをどうするかは決まっていませんでした。
そのためレジャー施設の視察に、レジャー産業先進国のアメリカにヒントを求めて行きましたが
文化や考え方、感覚の違いもあって参考になるようなものは得られませんでした。
失意の中、急遽ハワイに寄って数日間休暇を取るように予定を変更しました。
そこで思いがけず出合ったのがフラダンスとタヒチアンダンス。
洗練された優華な踊りのフラダンスに
トエレ(木をくり抜いてつくった打楽器)のリズムに合わせて踊るタヒチアンダンス。
打楽器の素朴なリズムは故郷への追慕を感じさせ、踊りも人間本来の感情を素朴に表現している。
中村社長は特にタヒチの踊りに惹かれたようで「これならば日本の人たちの共感を得られるだろう」
と新しい施設で披露するショーのメインをフラとタヒチアンに決めたのだそうです。
大の盆踊りだったという中村社長は
盆踊りの太鼓とタヒチアンダンスのトエレにはどこか相通じるものがあると感じたのではないか
と社長の側にいた人が語っていました。
そして生まれた炭鉱労働者によるレジャー施設は
素人集団が一生懸命やっている、人の血が通った温かさ
洗練されてはいないが田舎くささや純朴さが大きな魅力となったそうです。
気取らずに普段着で楽しめる施設だったということでしょう。
もしあの時、予定を変更してハワイに行かなければ
そしてトエレを使ったタヒチアンダンスを見ることがなかったなら
常磐ハワイアンセンターは誕生しなかったかもしれません。
動画開始3分前後で登場するのがトエレです。
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