このCD1枚につき、10本のクロマツの苗木が震災で被害を受けた新舞子の海岸に植えられるのだとか。
前から気になっていてやっと購入しました。
そしてキートスのオーナーから、木を植える音楽のインタビュー記事をすすめられて読みました。
木を植える音楽 のプロジェクトのメンバーは主に栃木県内で活動している方々。
震災で被害を受けた地域の中からどうしていわきを支援することを選んだのか。
なぜ栃木の人たちがいわきのためにそこまでするのだろう?
このCDの話を聞いたときは「?」だらけだったけれども
インタビュー記事を読んでみてその疑問が少し解けたように思います。
1曲目に収録されている曲“Prologue”には
冬の新舞子海岸で録音された、寄せては返す波の音が入っていました。
静かな海岸に響き渡る波の音。
その音を聴いていたら、私がまだ小学生だった頃、子供会の行事で
家族みんなで海に行ったときのことを思い出しました。
もう、そんな記憶ずっと思い出したことなんてなかったのに。
幼い妹は海の波の音が怖かったのか、それとも大きい波がザブーンとやってくるのが怖かったのか
それとも引いていく波の様子なのか、はたまた海があまりにも大きかったからなのか
どれに恐怖を覚えていたのか分からないけれど初めての海に大泣きして
小さかったころの私は「海に行ける」ってそれだけでもう大喜びしていたから
隣にいる妹がどうして海を怖がるのか全然分からなくて。
結局、妹は海に近づくと泣くので母と一緒にずっと海の家で待っていました。
そんな妹と小学生時代の自分の姿が急にパッと思い出されて
懐かしくて、大事にしまっておきたい、幼い頃の記憶が一瞬でよみがえりました。
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