2016年4月17日日曜日

震災の記憶

熊本での地震。
5年前のことを思い出してしまって遠く離れた地にいても心がザワザワして落ち着きません。
どうか余震が早くおさまりますように、被害が少しでも軽くなりますように、と祈らずにはいられません。

昨日は末っ子と甥っ子を連れて今月オープンしたこども元気センターの見学に行って来ました。
こんな施設がもっと早くできていたらどんなによかっただろう、と思います。
私が上の子ちゃんを連れてここに引っ越してきたとき
「児童館で遊べるのは小学生からで小さい子どもが遊ぶところではないんですよ」といわれ
それまで住んでいたところでは児童館は放課後は小学生が遊んでいたけれど
午前中は未就園児の遊び場になっていたから「えっ?!」ととても驚きました。
未就園児を連れて遊びに行ける屋内遊び場が少なくてとても大変だったけれど
今は屋内遊び場が増えて本当によかったです。

元気センターを探検していた子ども達。
「屋上があって屋上にも行けるらしい」と知った子ども達はスタッフにお願いして
屋上のドアの鍵を開けてもらいました。
「近所の人ではないのね?」と聞かれました。どうしてそんなことを聞くんだろう?と思ったら
地元の人は屋上からの景色は今でも怖いので地元の人は滅多に屋上には来ないのだそうです。
震災の時、大きな川は海からの津波で水が逆流し、この建物のあたりにも水が来たのだとか。
海が近いとは思ってもいなかったのですが、屋上に上がってみるとすぐ先に海が見えました。
あの時、津波の様子を見た人にとってはこの景色はあの日を思い出してしまうのでしょう。
でもまた万が一災害が来たときの備えとして、屋上に避難できるようにキレイに整備されているようでした。
どうかもうこの屋上に避難するようなことがありませんように、と願わずにはいられませんでした。

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