2015年9月13日日曜日

浜児童相談所 たっちコラムno.24

2012年8月号のたっちコラムです。 

 浜児童相談所。市内にあるのは知っていました。車で近くを通ったこともありました。近くにあるけれど遠い場所だと思っていました。先日、母親委員会のセミナーで福島県浜児童相談所の所長である安部智彦先生から「現在の親子関係」~浜児童相談所から見た家族~というタイトルでお話しいただきました。児童相談所というと、なんだか暗いイメージがあります。どんな話だろうと構えていたのですが私の想像していたものは全く違って驚きました。前半は震災以降の浜児童相談所のことを、後半は実際の相談事例を紹介して下さいました。私が感じたのは、相談所の職員は相談に来られる方の心に寄り添いながら、専門的な観点から適切なアドバイスをされている、ということ。相談に来られる方はみんな、それぞれに頑張っている。ただ周囲の人の手伝いを受け入れることがちょっと難しいだけ。児童相談所の仕事は支え手と家族を結びつけることなんですよ、と安部先生。子育て中は大なり小なりそれぞれ悩みを抱えていると私は思います。そんなとき一人で抱え込まないで、話を聴いてもらうだけでも十分、気持ちが落ち着くときがあります。そこで専門的な知識からアドバイスしていただけるならなお嬉しいと思いました。児童相談所は育児の悩みにも相談にのっていただけると知り、遠いと思っていた場所でしたが、私の中でとても近い場所になりました。

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