2016年6月12日日曜日

喪服の話

お友達のFacebookに投稿されたお話をシェアの了解をいただいたのでこちらに転記しました。

喪服はいつから黒くなったの?と聞かれ、あれこれ調べていたら、感慨深いことが分かりました。
白無垢。和装の結婚式で着ますね。
白無垢に角隠しをして綿帽子を被る。その姿は死んだ人が帰ってるのと同じなんだそうな。
そして、お色直しでは、角隠しをとって打掛姿に。打掛って赤い色が多いですよね。この赤が、赤ちゃんや血液の色を表し、要するに赤ちゃんのように生まれ変わったことを意味するのだそうな。

また、白は、旅立ちやお清めの色なんだそうです。
生まれ育った家を旅立ち(荼毘に付し?)、嫁ぎ先で生まれ変わって生きていく。昔の結婚は、どんなに重く覚悟のいることだったのか。。。。
白無垢も、旅立ち、清めの意味で白いんですが、喪服も同じ意味で白かったようです。亡くなった人と同じ白装束だったそうです。
ここから先が、感慨深かったのです。
嫁ぎ先に着ていった白無垢。昔は誂えて仕立てていました。
その白無垢を大切に保管し、連れ合いが旅立った時には、袖を詰めて喪服としたそうです。そして、最後は自分の死装束としたそうです。
ちなみに、喪服は、アジアでは白が多いらしいです。西洋は黒ですよね。

真っ白な喪服には「二夫にまみえず」という意味があると聞いたけれどそういうことだったのかぁ、と。
深い話です。

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