2016年4月30日土曜日

人の手の温かさ

先日行われたアフタフ・バーバンの忍者修行。
忍者修行の前にスタッフ対象のワークショップを毎回するのですが
忍者修行も楽しいけれど、スタッフ対象のワークショップも
それに負けないくらい楽しいので毎回楽しみです。

今回は手の温かい人順に丸くなって並びましょう、ってスタッフのいろんな人と握手しました。
びっくりしたのは、手の温かさって本当にいろいろなこと。
大人同士で握手するなんて、それもこんなに短時間で何人の人ともするなんて久しぶりだったし、人の手の温かさも実際に握手してみないと分からないし、
アフタフ・バーバンのワークショップだからこそ体験できたのかなぁって思います。

また次回のワークショップも楽しみ~♪

2016年4月29日金曜日

風呂敷のこと

今日はアフタフ・バーバンの忍者修行に参加してきました♪
風呂敷を巻いて、忍者になりきってアリオスの中劇場の中を走り回る~。
楽しかった。(^^)
風呂敷持参のワークショップでしたが、風呂敷が家にない子もいるということで
実家にあった風呂敷を全部借りてきました。

驚いたのは末っ子ちゃん、風呂敷を見たら忍者修行の時に風呂敷を巻く忍者巻きをぱぱっと巻いて
ささっと忍者に変身。ちゃーんと覚えてた。(^^)
私なんてすっかり忘れていて「どうやるんだっけ?」って教えてもらいました。
ちょっとやったらすぐに思い出しましたが。

化繊の風呂敷と木綿の風呂敷
全部数えたら25枚ありました

モダンな柄

いい色

私の好きな かまわぬ~

一緒に参加した甥っ子にはこのシブイのを巻きました

末っ子ちゃん愛用の風呂敷はこれ

私のお気に入りの風呂敷

でも実際は大判のこっちを使う

火消しや歌舞伎の柄

花柄

家紋?

これはなんの柄?

菊?かな
どうして実家にこんなに大量の風呂敷があるのかも謎なのだけれど
風呂敷ひとつでも色や柄が様々で面白いなぁと思いました。

2016年4月28日木曜日

「弁当の日」に込められた思い

4/14に発行された考える人のメールマガジン671号からの引用です。
「お弁当の日」って今は全国的に広がってきているけれど
本当はこんな思いが込められて始まったんですね。



私が「まいった」と思って読んだのは、この竹下先生が平成14年度の卒業生に贈った言葉です。「弁当の日」を2年間経験した最初の卒業生。合計11回の弁当づくりを自分でやった子どもたちに向けたメッセージです。引用するととても長くなるのですが、あえて以下に掲げます。


〈食事を作ることの大変さがわかり、家族をありがたく思った人は、優しい人です。
手順良くできた人は、給料をもらう仕事についたときにも、仕事の段取りのいい人です。
食材がそろわなかったり、調理を失敗したときに、献立の変更ができた人は工夫できる人です。
友達や家族の調理のようすを見て、ひとつでも技を盗めた人は、自ら学ぶ人です。
かすかな味の違いに調味料や隠し味を見抜けた人は、自分の感性を磨ける人です。
旬の野菜や魚の、色彩・香り・触感・味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。
一粒の米、一個の白菜。一本の大根の中にも「命」を感じた人は、思いやりのある人です。
スーパーの棚に並んだ食材の値段や賞味期限や原材料や産地を確認できた人は、賢い人です。
食材が弁当箱に納まるまでの道のりに、たくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。
自分の弁当を「おいしい」と感じ「うれしい」と思った人は、幸せな人生が送れる人です。
シャケの切り身に、生きていた姿を想像して「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。
登下校の道すがら、稲や野菜が育っていくのをうれしく感じた人は、慈しむ心のある人です。
「あるもので作る」「できたものを食べる」ことができた人は、たくましい人です。
「弁当の日」で仲間が増えた人、友達を見直した人は、人と共に生きていける人です。
調理をしながら、トレイやパックのゴミの多さに驚いた人は、社会をよくしていける人です。
中国野菜の安さを不思議に思った人は、世界をよくしていける人です。
自分が作った料理を喜んで食べる家族を見るのが好きな人は、人に好かれる人です。
家族が弁当作りを手伝ってくれそうになるのを断れた人は、独り立ちしていく力のある人です。
「いただきます」「ごちそうさま」が言えた人は、感謝の気持ちを忘れない人です。
家族が揃って食事をすることを楽しいと感じた人は、家族の愛に包まれた人です。

 滝宮小学校の先生たちは、こんな人たちに成長してほしくって2年間取り組んできました。
 おめでとう、これであなたたちは「弁当の日」をりっぱに卒業できました〉


この式辞にはいま世界で、日本で問題とされているテーマが、ぎゅっと凝縮されているといっても過言ではありません。雑誌編集者を奮い立たせる“お弁当力”を見せつけられた気がします。


「考える人」編集長 河野通和(こうのみちかず)

2016年4月27日水曜日

我が家のアルバム たっちコラムno.68

2016年4月号のこどもたっちのコラムです。

 春休み、子供たちの進学、進級にあたり部屋の片付けをしました。息子のランドセルや体操着は甥っ子に、ずっと捨てられないでいたお姉ちゃん達のランドセルは心当たりのあるところに聞いてみたら海外に送ってくれるというのでお願いしてきました。
子ども達の写真も、あるときまではちゃんと現像してアルバムに入れていたのですが、途中からアルバムに入れるのが面倒になってきたようで、現像したままの袋にごそっと入っているのを発見。ちょうど息子が幼稚園の年中組だった頃からから小学校に入学した頃の写真でした。幼稚園の運動会や生活発表会、お姉ちゃん達の小学校の運動会、音楽教室の発表会……。
そして去年他界した義母が、幼稚園の運動会の祖父母競技で楽しそうに走っている姿を見つけたときは涙が出そうになりました。「君といつまでも」の曲をバックに義父も義母も別々の相手と二人三脚をしていました。
それからまだありました。お誕生日ごとに撮った写真スタジオでのおめかし写真。ヘアメイクもばっちり決めて、毎回素敵なドレスを着てポーズをとりました。大変だったけどこんなにかわいい子達と一緒にいたんだ。気づけば子育ての楽しい時間はもう半分も過ぎてしまいました。

2016年4月26日火曜日

宝塚歌劇団 伝説の教え

授業参観で学校に行ったときに見つけました。
これの逆を心がければいいんだよね。


2016年4月25日月曜日

キッズ★アリペvol.44 挨拶文

キッズ★アリペvol.44 発行されました。
vol.28からオモテ面の挨拶文を担当しています。

 4月。我が家も末っ子が中学校に入学しました。進学、進級のこの時期に親子で読みたい絵本は「たくさんのドア アリスン・マギー 文 テウン・ユ 絵 」。子どもを愛する親の気持ちにあふれた一冊。子どもが新しい生活を踏み出す時、親もまた子どもと同じようにドキドキしますよね。そしてこの絵本の作者アリスン・マギーがかいた「ちいさなあなたへ」もおすすめです。やわらかい言葉と絵が、とっても優しい気持ちにさせてくれますよ。



2016年4月24日日曜日

心の目

毎年、お正月になると我が家の子ども達は知人からお願いされることがある。
その年のスローガンを書き初め用の紙に筆で大きく書いて欲しいと。
最初は上の子ちゃんが担当していたけれど去年と今年は真ん中ちゃんが担当した。

今年は「微笑みの輪を広げよう」と書いて欲しいと頼まれ
真ん中ちゃんが書いた文字は知人宅に貼ってある。
それを見たあるkおばさまが先日真ん中ちゃんに会ったときに
「あれを書いたのは真ん中ちゃんでしょ?本当に字が微笑んでいるね。素晴らしい」と褒めて下さった。
「あそこのあの字はもっとこうだったら~」と考えてしまって
私には真ん中ちゃんの書いた文字が残念ながら微笑んでいるようには見えなかったのだけれど
おばさまはきっと心の目で見てくださったんだろうなぁと思った。
まだまだ修行が足りない母です。

2016年4月23日土曜日

お弁当箱

下の子ちゃんに新しいお弁当箱を買いました。
「今までのは子どもっぽいからシンプルなのがいい」というリクエストで。

汁こぼれしないというお弁当箱を選んだら
フタがシリコンになっていて、これならピタッと蓋がされるから汁がこぼれないし
お弁当をぎゅうぎゅうに詰めてもフタがやわらかいからおかずも従来のものに比べてつぶれにくそうで
今のお弁当は便利ねぇ~と感心しました。

で、3日間連続のお弁当の日。
下の子ちゃんのリクエストで煮込みハンバーグのお弁当を作り
翌日は煮込みハンバーグの残ったたれを利用して
ハンバーグの味がしみこんだチキンライスをつくって卵焼きをのせてオムライス弁当に♪
大好きなオムライス弁当、喜ぶかなぁと思ったら
本人に聞いたら「恥ずかしかったからフタで隠して食べたよ」だって。(^^;)


2016年4月22日金曜日

忍者修行、再び♪

来週、アリオスの企画でアフタフ・バーバンがやってきて忍者修行します。
アリオススタッフが告知のブログを書いてくれました。

その中で私が以前書いたアフタフ・バーバンの忍者修行のレポートが紹介されていて
自分でも久しぶりに読み返しました。

アフタフ・バーバンの忍者修行がいわきで実現するまでのことが書かれていて
一気にあの頃のことが思い出されて……。

喜多方で参加した忍者修行、話には聞いていたけれど本当に面白かったから
いわきでもやって欲しい、と思って奔走していたあの頃。
アフタフ・バーバンなんてへんてこりんな名前の劇団のこと
いわきで知っている人なんていないだろうって思っていたら
当時の職場で一緒に働いていたちょうちゃんもアフタフ・バーバンの忍者修行のファンだったこと。
お金もスタッフもいないのに、どうやって実現させるんだ、もう諦めよう
喜多方や水戸で開催する忍者修行に参加すればいいだけのこと、いわきでやらなくたっていいんじゃない?
そう思ったこともあったこと。
あの頃のことを思い出して、ポロポロ涙がこぼれました。
そして私の思いを拾い上げ、一緒に夢を見て、そして形にしてくれたアリオススタッフ。
一度だけでなく、こうして継続してアフタフ・バーバンの忍者修行を企画してもらえることにただただ感謝です。





2016年4月21日木曜日

防災食

仕事中に聞いていたラジオ番組で
防災食アドバイザーの方がお話していて
へぇーと聞き入ってしまいました。
今は「非常食」とはいわないで「防災食」というんですね。

防災食レシピも紹介されていて
私も知りたい♪と思ったものの
肝心な部分を聞き逃してしましましたが
ちゃんと番組のブログで紹介されていました。
作ってみよう。

2016年4月20日水曜日

懐かしいうた

先日、カーラジオから流れてきて懐かしいうた
よくこの曲聴いていたっけ、と思ったものの誰の曲だったか思い出せなくて
でも検索してみたら案外すぐにでてきた。
当分はこの曲が頭の中でヘビーローテーションしそう。

2016年4月19日火曜日

ズレ

熊本での地震。
被害に遭われた方々がどうか一日も早く落ち着いた生活を取り戻せますように。

私も5年前のこと、市内にも沢山の避難所ができて
友人知人も沢山避難所のお世話になりました。
断水のために給水車がきて水をもらうために私達も並びました。
あの頃のことが再び脳裏によみがえってきて
もうあんな思いをするのは……と思います。

それと同時に、主人の実家に避難したときのこともまざまざと思い出されました。
あの時は、水道の蛇口をひねれば水が出る、お風呂には入れる
手足を伸ばしてぐっすり眠れる、炊きたての白いご飯が食べられる。
息を吸うことだってはばかられていたのに。

今まで当たり前だったと思っていたことは実は当たり前ではなかったことにたくさん気づかされたのに
5年も経つとそのありがたさを忘れてしまって
そういう気持ちのズレがあるから、またこんな大きな災害が起きてしまったのではないかと思いました。





2016年4月18日月曜日

下の子ちゃんの傘

下の子ちゃん。
今まで使っていた傘は子供用で小さめだったので
大人用の大きめの傘を買いました。
おしゃれなカッコイイ傘です。
嬉しい下の子ちゃん。
「早く雨が降らないかなぁ」って楽しみにしています。

下の子ちゃんの様子を見ておじさんのかさを思い出しました。
お気に入りの傘が雨で濡れたら大変だと思って
雨が降ってきてもなかなかさそうとしないおじさんの話。
おじさんのかさみたいにならないといいな。

2016年4月17日日曜日

震災の記憶

熊本での地震。
5年前のことを思い出してしまって遠く離れた地にいても心がザワザワして落ち着きません。
どうか余震が早くおさまりますように、被害が少しでも軽くなりますように、と祈らずにはいられません。

昨日は末っ子と甥っ子を連れて今月オープンしたこども元気センターの見学に行って来ました。
こんな施設がもっと早くできていたらどんなによかっただろう、と思います。
私が上の子ちゃんを連れてここに引っ越してきたとき
「児童館で遊べるのは小学生からで小さい子どもが遊ぶところではないんですよ」といわれ
それまで住んでいたところでは児童館は放課後は小学生が遊んでいたけれど
午前中は未就園児の遊び場になっていたから「えっ?!」ととても驚きました。
未就園児を連れて遊びに行ける屋内遊び場が少なくてとても大変だったけれど
今は屋内遊び場が増えて本当によかったです。

元気センターを探検していた子ども達。
「屋上があって屋上にも行けるらしい」と知った子ども達はスタッフにお願いして
屋上のドアの鍵を開けてもらいました。
「近所の人ではないのね?」と聞かれました。どうしてそんなことを聞くんだろう?と思ったら
地元の人は屋上からの景色は今でも怖いので地元の人は滅多に屋上には来ないのだそうです。
震災の時、大きな川は海からの津波で水が逆流し、この建物のあたりにも水が来たのだとか。
海が近いとは思ってもいなかったのですが、屋上に上がってみるとすぐ先に海が見えました。
あの時、津波の様子を見た人にとってはこの景色はあの日を思い出してしまうのでしょう。
でもまた万が一災害が来たときの備えとして、屋上に避難できるようにキレイに整備されているようでした。
どうかもうこの屋上に避難するようなことがありませんように、と願わずにはいられませんでした。

2016年4月16日土曜日

切手

いつもよく行く郵便局では売り切れていて
久しぶりに行った郵便局に行ってみたらありました。
かわいいから使えないなぁ。


第1集は酒井駒子さん、第2集はいわさきちひろさん、第3集は林明子さん。
第3集もかわいいからきっと使えないだろうなぁ。

2016年4月15日金曜日

ランチ会

今日はお友達とお昼ごはんを食べながら甘味処「あんみつ茶や」になったダリコさんでおしゃべり。
市内の素敵なカフェの話、子どもの話、いろんな話で盛り上がりました。
(まだまだ先だけれど)仕事が定年になった後にどんな仕事をしようかと考えている、という話も。
私なんて目先のことで手がいっぱいであんまりそんなこと考えていなくて
ケセラセラな日々を過ごしているから「そうかぁ」と感心しちゃいました。
そういう視点も大事だなぁ、って。
こうやって女性同士のおしゃべりって自分では気づかないいろんなことにハッとさせられるから楽しい♪

松花堂弁当
ごはんの形も私はひょうたんだったけれどお友達はお花の型。
豚、鶏、魚が毎回入っているおまかせ弁当です。
豚汁は具だくさんで嬉しいあんみつと食後のコーヒーつき。

ダリコさんの手前のドアは強風で閉まっていて店舗の真ん中の入口から入ったのですが
お店を入ったところにどーんとパンが並んでいました。
こちらのパンはダリコさんではなくてベルベージュさんが販売しているようでした。

パティシエの娘さんが町田のサカモトベーカリー(だったと思う)に嫁いで
毎週、パンを送ってくれるそうです。
毎週金曜日になると娘さんの送ってくれたパンが店頭に並びます。
なかでもクリームパンはカスタードクリームが手作りなのでオススメだそうですよ。

ちょうど父の誕生日だったので、父の好きなあんパンや甘食、母の好きなアップルパイと
オススメだというクリームパンを買って帰りました。

2016年4月14日木曜日

人の中心は

人の中心は情緒である。 岡潔

この岡潔さん、数学者で哲学者でエッセイストなのだそうだ。
私、数学は苦手だけれどこの言葉にはすごく共感するから
春宵十話、読んでみようかな。

2016年4月13日水曜日

同じ料理でも

 同じ料理でもほんの少しずつ
 右肩上がりにしていかないと、
 「いつも美味しいね」
 と言ってもらえない。
 だから、前回より少しでも
 美味しくするぞと
 常に努力する。
 そういう高い視座を持って、
 日々厨房に入ることが
 大事です
 …………………
 落合 務
(ラ・ベットラ・ダ・オチアイ 
 オーナーシェフ)
 月刊『致知』2016年5月号
 特集「視座を高める」より

キッズ★アリペもそうだなぁってちょっと反省。馴れてしまわないように。
前回よりもいい出来になったって思えるような内容にしよう。

2016年4月12日火曜日

先生と呼ばれたこと

大学生の時、教育実習に行くことになった。
高校の時に一緒の寮で生活して
とってもチャーミングで素敵な大人の女性だなぁと思っていた先生に
「私、教育実習に行くことになりました」って電話したら
「人生の中で“先生”って呼ばれることってそうないよ。
“先生”と呼ばれる経験はとっても貴重だよ。」
ととても喜んでくださった。

卒業して、私は学校の先生になった。
高校の時の担任の先生に電話をして
「先生と同じ教科を担当するんですよ。」と報告したら
担任の先生はそれはそれは嬉しそうに
「1週間に何時間授業を持つんだ?」
「それくらいならちょうどいい」なんて話をして。

子どもが生まれて子どもを学校に通わせるようになった時
“先生”と呼ばれる経験をしていてよかったなぁと思った。
子どもを預かる側の経験をしていたから
実際に自分の子どもを預ける側になったとき
学校の先生がどんなに子ども達のことを大事に思っているか
それが分かっていたから
ほんの少しの期間でも“先生”になれてよかったと思った。

2016年4月11日月曜日

目を惹くものが

目を惹くものが色々あったとしても
心をとらえるものだけを追い求めよ。

インドのことわざ

2016年4月10日日曜日

女性らしさ ~香りの話

上手な文章を読むと、自分との差を感じて落ち込みます。
私の文章には、カッコイイ言葉とか難しい言葉とかあんまりなくて平坦な文章だから
もっと頭が良さそうな、スカッとする文章が書けたらいいな、なんて。
でもすぐに思います。「私は私らしく」でいいんじゃないか、って。
それに付け焼き刃ではやっぱり上手くいかないし。

学生時代、ある方からこんな話を聞きました。
京都出身でお父様が長年、着物関係のお仕事をされていらっしゃったから
小さいころから着物を着こなす美しい女性を沢山見てきたというその方が
「香り」の話をしてくださいました。

あのね、香水のような物質的な香りもあるけれどそうじゃない香りもあるんだよ。
それは「~らしさ」なんだよ、って。
女性らしさ、だったり、子どもらしさ、だったり。
~らしくあることが美しい、そんな話だったと思います。
まさに私の好きな言葉と同じ内容で、今でも“~らしくあること”を心がけています。

たっちなど、私の文章を読んで
「あなたの文章、あったかくて好きよ。」とおっしゃる方が何人かいらっしゃいます。
落ち込みそうなときやなかなか気が乗らないときは
そういう方の言葉を思い出して、がんばろうって思います。


2016年4月9日土曜日

お礼状と美文字と素敵ママ

いつもお世話になっている素敵ママの紹介で
男女共同参画センターの情報紙Wing44号に私のことを掲載していただきました。
昨日、その素敵ママよりWing44号とお手紙が届きました。

私とそう歳は違わないのに
母が書いたような美しい文字に驚きです。
どれをとっても素敵すぎてジェラシーすら感じます。(^^)

さくらの便せんに達筆な文字で書かれたお手紙。
日本語って流れるように縦書きで書くのがやはり美しいと私も思うので
私もお礼状は縦書きの便せんを使いますが
私の手紙はこんなに美文字ではないので「もっと字を上手に書けるようにしたい!!」と思いました。
あとは便せんも、シンプルな上質の紙を使った便せん(季節を選ばないし)を使うのですが
やはりこういった季節を意識したものは女性らしくていいなぁと思いました。
内容も、かしこまったお手紙を書くのがすごく慣れているな、という印象を持ちました。
私なんてまだまだかしこまったお手紙を書くとぎこちない。
それだけ沢山のお礼状を今まで書いているんだろうなぁと思います。

彼女の夢を聞いた私が、私ができる範囲でちょっとお手伝いをさせていただいたのだけれど
それをとても心から喜んでいるという内容のお手紙でした。
最近、不義理だなぁと思うことがあって、自分のしていることがよく分からなくなったり
「自分がしたことは忘れる、人からしていただいたことは忘れてはいけない」と思うと同時に
私が気づいていないだけで実はいろんな人に不義理をしているんだろうなぁと反省していただけに
こんなに丁寧な心のこもったお礼状をいただくと
自分のやってきたことに自信が持てるし、人の役に立つことができてよかった~と思います。
そしてあらためて、思いを言葉にして伝えることは大事だな、と思いました。

私ももう少し色気のある便せん、揃えようかなぁ。
そして美文字ママを目指そう♪


2016年4月8日金曜日

故郷のケーキ たっちコラムno.29

2013年1月号のたっちコラムです。 

 久しぶりに自分が働く店のケーキを買って帰りました。夕食後に1人1種類ずつ好きなものを選ぼうとしたら「どれでもいいよ」とみんな遠慮してどれがいいか決まりません。そこで思い出したのは、あるワークショップスタッフとご飯を食べたときのこと。最後に残ったポークとエビのシュウマイが人数分残っていたのに、みんな遠慮して手が出ませんでした。そのとき 「せーの、でみんな自分の食べたい方を指さして」とみんなで指さしたら、ちゃんとぴったり数があってみんな食べたいものを食べてお皿が空っぽになったのです。それを思い出して「じゃ、せーのって食べたいの指さしてみよう」とやってみたら、あら不思議。ちゃんとそれぞれ1種類ずつ指をさしていました。その翌日には、前日売り切れて買えなかったプリンとクリームホーンを買って帰りました。私が働くパン屋さん。洒落たパンやケーキはありません。でも、昔からずっと同じ味を守り続けています。プリンもケーキも私が小さいころからこの味。「娘が帰省するとここのケーキを食べたいって言うのよ」と娘さんの帰りをケーキと一緒に待つ、とお母さんが買いに来たり、帰省した若者がふらっとお店に寄ってショーケースをのぞいて「懐かしい!」と好きなものを買って帰っていったり。子ども達にとっても、故郷のケーキと言ったらここのケーキを思い出すんだろうな。

このコラムを書く少し前にケーキを作る職人さんが体調を崩し
ケーキはお休みになってしまいました。
職人さんが早く元気になりますように、という思いで書いたコラムでしたが
もう店頭にケーキが並ぶことはないです。(職人さんはおうちで元気にしていますが)
今でも「ここのケーキが食べたかったの」と訪ねて下さるお客様もいらっしゃるのですが
とうとう幻のケーキになってしまいました。
あー、また食べたいなぁ。


2016年4月7日木曜日

洋向台薬局

一度、あそび工房おもちゃクリニックに興味を持って見学に来て下さった方がいらっしゃいます。
洋向台で薬局を営んでいらっしゃると聞き、薬局にお邪魔しました。

木のおもちゃは全てオーナーの手作り作品


最初は手前にあるテーブルセットだけだったそうですが
これもあったらいいな、とどんどん増えていったのだとか

オーナーの思い

写真だと分かりづらいのですが木のモービルです


外せるように見えて外せない~
知恵の輪みたい

実はこうなっているんですね~
コツが分かるとすぐに外せます

こちらは木の特性を活かして作ってあって
木の外側の枠を切ることなく球をはめてあるんです

ミニサイズでかわいい下駄♪

なんと本来の下駄のつくり方で作ってあるそうなんですよ


ぶらさがっているかわいいホウキとちりとりにご注目

細かいところまでちゃんと再現されています

シャベルが小さくてかわいいのっ!!

こちらは回すとひっくり返るコマ

ドングリごま

フタがコマになってます

中を開けるとドングリごまが入っていました

小さい小さいおままごとセットがとってもかわいい


グーとチョキもよくできていました。
彫刻家さんみたい。


これもありますよ、と見せて下さったのは
指差棒

学校の先生に人気なんだとか

指の部分がちゃんと再現されています

裏側はこんなかんじ

ミニちゃぶ台

本物そっくり

釘は一本も使っていない

薬局の前にある木の枝を切ったときに作ったのだとか

一番下にあるてんとう虫も手作り

こちらはなんと洋向台薬局

ほら、そっくり~

看板もオーナーの手作り作品
かぶと虫とてんとう虫がかわいい

こちらの看板も♪

おもちゃを見せていただきながらお話しを伺いました。

小さいころは大工さんになりたかったのだとか。
薬局に並んでいるおもちゃは端材などを利用して作っています。

既製品のおもちゃはそんなになかった時代。
小刀を持ち歩いて、枝を切ったり木の実を削ったり。
「何を作ろう?」木を切ってじーっと考えると作りたいものがイメージされるので
手を動かしていろんなおもちゃをつくって遊んだそうです。

今も空き時間を利用してはいろいろなものを作る。
作っている時は無我夢中で、その時間がとても楽しいのだとか。

グーとチョキのオブジェを見ながら
「今の子供たちは平面のものは得意だけれど、立体になると苦手になってしまうよね」という話になりました。
絵を描くと上手なんだけれど、立体的な造形になるとどうしても平面的なものに仕上がってしまう。
「小さいころ、ものを眺めるのに前からだけでなく後ろから、横から、ひっくり返して
いろんな方面からものを見て触ってそういう経験があまりないからなんじゃないのかなぁ」とオーナー。

「プラスティックのおもちゃにしてもゲームにしても与えられたら与えられたまま、そこから展開しないでしょ?」
確かに、おもちゃやゲームはそれを作った人のシナリオ通りに遊ぶだけでそこからはあまり発展しません。
オーナーが子どもだった頃は、木を切ったり木の実をとったり
「さぁ、それをどう使ってどうやって遊ぼうか」と考えた。
「今の子どもたちは 創造&想像 する機会が減っちゃったよね」というオーナーの言葉に
うちの子どもたちは大丈夫かなぁとちょっと心配になってきました……。


また、こちらは元々、永崎にあったそうなのですが震災で津波の被害に遭い
震災の翌年の7/1に洋向台に移転オープンしたそうです。
建設ラッシュで用地取得でさえも大変だったあの頃、翌年の夏にオープンできたなんてすごいです。
これには地域の方々の協力があったからなのだとか。
お話を聞きながら、人と人のつながりの大切さを感じるとともに
義母の時にも強く思いましたが、自分が大変な状況に陥ったときに、今までどう自分が生きてきたのか
それが形になって現われるのだと思いました。


洋向台薬局さん、ありがとうございました。