2014年3月19日水曜日

幼稚園に通わせて良かったと思ったこと

卒業シーズンのこの時期に、長女の幼稚園の卒園式のことを思い出した。

長女が幼稚園の年少組だったときに長男を授かった。
長女も赤ちゃんの誕生を喜んでいたけれど
ある日、幼稚園にお迎えに行ったときに先生が教えてくれた。
「赤ちゃんが生まれるのはすごく嬉しいけど、でもね、ホントは……。」
ってぽつりと長女が先生に打ち明けたこと。

お母さんのお腹が大きくなっていく様子を間近で見ながら
赤ちゃんの誕生は姉として嬉しいけれど
でもお母さんが赤ちゃんにとられてしまうんじゃないかって
不安に思っていたらしい。
でも、そんなグラグラしている気持ちを
打ち明けたくても打ち明けることが出来ないで
一人でつらい気持ちをガマンしていたらしい。

私は長女がそんな気持ちで揺れ動いていたなんて全然分からなくて。
私だけでは気づかなかったこと、
違う大人が娘に関わることで
娘の気持ちに気づいて娘の話を聞いてくれた。
それで多分、娘の気持ちも少しは軽くなったのではなかったかと思う。
幼稚園に通わせていなかったら
私はずっと娘の気持ちに気づかずにつらい思いをさせていたかもしれない。
長女の卒園式を前に、幼稚園に通わせて良かったな、と心から思った。

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