2016年1月27日水曜日

本 へろへろ

本のタイトルからして奇抜~。
そして表紙の絵はなんとお子ちゃまが描いてる。

宅老所、簡単にいえば老人ホームなんだろうか。
これがすごく変わっている。すごくいい、羨ましいくらいの理想的な老人ホーム。

たった一人の老人に出会い、何もないところから土地を買って宅老所を建設してしまうという
ものすごい話(実話)なんだけれど
話が面白くて一気に読んでしまった。

面白いだけでなくて、いろいろ心にひっかかる言葉も沢山あって
私はノートに書き留めた。
きっとこれらの言葉はこれからもずっと度あるごとに
私の心にふっと浮かんで心をかき回してさっと消えていくんだろうなぁ。


へろへろ

「宅老所 よりあい」の介護は、一人のお年寄りからすべてを始める。その人の混乱に付き合い、その人に沿おうとする。添うのではない、沿うのだ。ベタベタと寄り添うのではない。流れる川に沿うように、ごく自然に沿うのだ。自然に沿う以上、こちらの都合で流れをせき止めてはいけない。流れをかえてもいけない。ひとつひとつの川には、それぞれの流れ方がある。海に至までの道のりは、ひとつとして同じものはない。

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