2014年3月7日金曜日

あなたの知らないところに 灰谷健次郎

あなたの知らないところに
いろいろな人生がある
あなたの人生が
かけがえのないように
あなたの知らない人生も
また かけがえのない
人を愛するということは
知らない人生を知ることだ

灰谷 健次郎


3月は別れの季節。一緒に活動した友人を送り出すときに思い出すのがこの詩。

「人を愛するということは 知らない人生を知ること」

全く別々に存在していたお互いの人生が、出会ったことでクロスして少しの間、併走することが出来た。
また離れていってしまう互いの人生だけれど、私はあなたの人生を知ることができた。
あなたにも私の人生を知ってもらうことができた。それはきっと互いの心に残るでしょう。
そして、私は沢山のいろんな人生を知ることができた。

そうを考えると、さみしくなるけれども幸せな出会いだったなぁって思う。

2014年3月6日木曜日

味噌入り炒り卵

母の手料理で、味噌を入れた炒り卵をよく作ってもらったことを思い出したので作ってみた。

高校生の時は寮に入って生活していて、寮の朝食で出される炒り卵には細切りのハムや薄切りのちくわ、シラス干しが入っていたこともあった。

子どもたちは味噌よりもハムやシラス干しが入っている炒り卵の方がいいと言う。
私は隠し味にちょっと砂糖が入っていて、でも味噌の味がする炒り卵も好き。
味噌入り炒り卵を食べると幼かった日の食卓を思い出す。
こういうのがお袋の味っていうんだろうか?と思って
「これはよくおばあちゃんが作ってくれたんだよ」と子ども達に言うと
「それ、もう何回も聞いたよ」とそっけなく言われる。

将来、子どもたちは私の手料理、一体どんなものを思い出すのだろうか。

2014年3月5日水曜日

アートの力

以前参加したもやもや会議で、子どもたちの教育とアートについての話になった。
その時の話がとっても面白かった。
残念ながらプロジェクターの画面が遠いので、その時の映像はよく分からないのだけれど。
http://www.ustream.tv/recorded/16898942


でも、その時の話と関連するレポートを教えてもらった。アートの力はとてつもない、と思う。


レポート:クリエイティブな力が街を牽引する~ヨーロッパと日本の事例から/SC3cafe vol.10

前編 http://www.sendai-c3.jp/pickup/archives/091005112956.php

後編 http://www.sendai-c3.jp/pickup/archives/090908155122.php

2014年3月4日火曜日

私の中にあなたはいるよ

私はどちらかというとマメに手紙を書いたりメールをしたりするタイプだ。
一緒に活動している仲間の顔が最近見えないなと思ったら
特に用事はなくても葉書を書いたりする。
するととても喜んでくれる。

メールが主流なこのごろだけれど、手書きの手紙や葉書は届くとすごく嬉しい。

時々そうやって手紙を書いたりメールすることは相手に
「私の中にあなたはいるよ」という見えないメッセージも届けているんじゃないかと思う。

2014年3月3日月曜日

芸術とは目に見えるものを写すことではない

芸術とは目に見えるものを写すことではない。見えないものを見えるようにすることなのだ。

パウル・クレー

2014年3月2日日曜日

夢や希望というものは

夢や希望というものは
言葉に出してしまったら
本当に儚いものだけど
水鏡を掴もうとするような
そんなことを夢というのではなく
僕らが夢と呼ぶものは
そんなに遠くはないんじゃないか

人は
実現できないことなんて
想像しないと誰かが言った
想像できることならば
いつかは実現可能だと
信じて僕は生きてゆこう


八重桜


中学の頃、いろんな土地に住む人と手紙のやり取りをしていた。

「ソメイヨシノはみんなに注目される桜だけれど、ソメイヨシノに遅れてひっそりと咲く八重桜の方が好きだ」と言った八重桜さんが私は好きだった。

あの頃、将来自分はどうなりたいかと必死にもがいていて、いろんな人に「あなたの夢はなんですか?」と聞いていた。
八重桜さんにも同じことを聞いたのを覚えている。
「父親の会社を継ぐ」と応えた彼に「男の人はいいわよね」と、自分で考えなくてもいいなんてズルイって、多分そういう気持ちで返事を書いたのを覚えている。今思えば、すごくひどいことを書いたと後悔している。

今、彼はどうしているだろう。

2014年3月1日土曜日

まどみちおさん

まどみちおさんの訃報の接して。
友人がまどみちおさんのことを書いた文章を思いだしたので、紹介させていただきます。

昨晩、偶然ですが、「婦人画報」(NO.1924.2011.5)という雑誌に「詩人 まどみちお 101年の思索」(取材・文=渥美裕子 撮影=大西成明)という一文を読む機会がありました。あの「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」の歌で有名な詩人です。今、日本で最高齢の詩人となったようですが、取材時、開口一番出てきた言葉が「なつかしい」だったとか、「最近では何を見てもなつかしいのです。」人間の喜びには色々な種類がありますが、なかでも、なつかしいという気持ちは大きいものですね」と……。また、ライターの渥美裕子氏はこう描写しています。「人は老いるほど子どもに近づくともいう。その通り、まどさんの心はどんどん無垢の塊のようになって、むしろ昔よりもいろんなものが、純粋に映り込むようになっているのではないか。」と。