2018年2月18日日曜日

応援絵手紙 たっちコラムno.90

2018年2月号のこどもたっちのコラムです。

 書き損じた年賀状を交換してもらおうと向かった郵便局。窓口での用事が済んで帰ろうと振り向いたとき、壁に貼られていたお知らせが目に入りました。「福島第一原子力発電所で廃炉作業に従事されている方へ応援の絵手紙を書いてみませんか?」呼びかけているのは 日本郵便株式会社 東北支社長 中江紳悟 さん。昨年5月に福島第一原発の廃炉作業を見学し、福島の復興のために苦労して作業している方々が沢山いることを目の当たりにしたそうです。個人の気持ちや考え方も様々ですが、加害者・被害者という立場をこえて、もし廃炉作業に従事する方に思いを寄せる方がいらしたら応援絵手紙をかいてみませんか、という内容でした。あれからもう少しで7年。震災直後は怖くて仕方がありませんでした。また何か起こるのではないか、福島第一原発を取り巻く状況がもっと悪化するのではないか、と。でもこうして今まで無事に過ごしてこられたのは、沢山の作業員の方が廃炉作業に従事されていたからなんですね。送られた絵手紙は第一原発構内の食堂掲示板に掲出されるそうです。書いてみませんか、応援絵手紙。郵便屋さんは言葉だけでなく書き手の心もきっと届けてくれますよ。


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