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2025年8月6日水曜日

文化拠点の小さな灯

Kuramotoが10月で閉館というお知らせを聞き、とてもショック……。

再開発の場所ではないから閉館はないだろうと思っていたけれど

すぐ後ろと向かい側で再開発の工事が始まれば

もともと防音装置があるような映画館ではないので

工事の音が気になって映画をゆっくり観られないだろうし。


Kuramotoのボランティアスタッフに話を聞いた時に

Kuramotoを「想いの集まる小さな文化拠点」と表現していて

その文化拠点がなくなってしまうことがすごく残念というか

でもまだ決定ではないらしく、オーナー夫妻の間でも検討中だそうで

何かしら形を変えても残って欲しいなと思います。

2025年6月14日土曜日

多様性の難しさ

人の数だけ正義や正しさがあって、みんな自分の正義を貫こうとすると上手くいかない。
先日の、とあるミーティングで感じたこと。

成功体験も大事だけれど、失敗体験がある人の方が寄り添えるのかも。失敗体験って大事‼

そして思い出した話がこれです。

2025年2月23日日曜日

アトリ絵d.i

Instagramを見ていて気になったので行ってきました!


自宅兼アトリエということで、いつもなら細かく写真を撮るのですが
生活空間も兼ねているので写真はこの一枚にしました。
窓から見えるのは田んぼの景色。田んぼは季節によって色が変わるし、私は好きだなぁ。
そしてご主人が工務店のお仕事をされているとのことで
センスがあってとっても素敵なお家でした。

アトリエを主宰しているChieさんは高校生を筆頭に4人のお子さんを育てるママさん。
高校や大学で美術のことを学び、子育てをする傍らで現在も創作活動も続けているそうです。
リビングには絵画が飾ってあったり、ペン立てに沢山の色鉛筆やサインペンが入っていたり
粘土で作った作品(キノコみたいでかわいかった)があったり
造形の、石膏?粘土?の制作途中の作品が乾かしてあったり
生活空間と創作スペースの境目がなくて、それもまた素敵だなぁと思いました。
アトリエに参加するお子さんたちはリビングの大きなテーブルで
お子さんの人数が多い時は隣にテーブルを出して活動するそうです。

このアトリエは自由に創作する場として、お子さんたちと活動しているとのこと。
私も小さい頃は絵を描いたりするのが好きでした。
小学校の図画工作もはじめのうちは楽しかったのですが
だんだんと周りと比べたりするようになって、他の人の作品は上手なのになぁ、とか
中学生くらいになると自分のアイディアのなさに落胆したり
そうするとどんどん苦手意識が出てしまっていたことを思い出しました。
でもこのアトリエではそういった評価とは全く関係のないところで活動できるので
参加されるお子さんたちは自由にのびのびと活動されているそうです。
市内ではあまり美術系の教室は少ないですよね。
表現することの楽しさを感じて欲しいと思って
私も子どもたちが小さかった頃は単発で行われるワークショップなどを探して
参加させていたことを思い出しました。

窓際にあった沢山のカラフルな色鉛筆を見て「あぁ、いいなぁ」と思いました。
上手く説明できませんが、色って心を癒す、というか開放してくれる、というか
不思議な力があると思っているので、ふっと心が和みました。

教室では幼稚園から小学6年生までのお子さんが通っているそう。
親御さんは送迎のみなので、保護者から離れることができるお子さんが対象だそうです。
現在は基本は第2・4土曜日にレッスンをしているとのことでしたが
子育て中のママさんなのでご自身のお子さんの予定などもあり、不定期だそうです。
(スケジュールはLINEにてお知らせあり)
レッスン料は月謝制ではなく都度払いなので、参加したいときに参加できます。
自由にのびのび、楽しく絵を描いたり制作したり
内容はその時に集まったお子さんの様子で決めるそうです。
気になった方はInstagramをご覧になり(アトリエでの活動の様子が分かります)
DMでお問い合わせくださいね。

2024年10月14日月曜日

田部君子を知っていますか?

金曜日は時空散走の関連イベントへ。


素晴らしい才能に恵まれながらも夭逝した歌人。今回、初めて存在を知りました。
時代が時代だから、女性であるために仕事よりも親の決めた結婚を優先させられたんだろうなぁと
彼女のプロフィールを読んで思いました。
どこか、金子みすゞさんみたいなところがあるかも。

短歌は、解説してもらわないとよく分からないものが多くて
しかも旧字体だから漢字も読めないものがあって(泣)
でも限られた字数の中に、鮮やかな世界が閉じ込められてあって
解説をしてもらってやっと私の頭の中にもその世界が浮かび上がるような、そんな感じでした。

解説してくださった方もまた歌人。
作品をつくるときの過程をお話していただきました。
「言葉はすでに存在していて、その言葉が自分の方に集まってくる、寄ってくる」ことで
作品が出来上がる、そんなことを話していました。
私は言葉が自然に浮かんでくる、というスタイルなのかなと思っていたので
荒井良二さんの作品展も見た後だったし
芸術家ってどうやって創作するのか、どこからアイディアが生まれるのか、その辺りが気になる)
そういう話を聞けたのも面白かったな。

あと彼女が一番最初に紹介してくれた田部君子の歌に、ジェラシーというか
私が与謝野晶子の歌を読んだときに感じた気持ちと同じような気持ちを抱いていた話もあって
なんか分かるなぁって思いました。


ワンドリンク付きとは書いてあったけれど、お茶菓子がついてました♪
しかもじゃんがらの他に、しら石のお菓子がついていて嬉しい。


帰り際、期間限定の夜の公園を横目に帰りました。
昼間はブランコがとっても人気なのだそう。

2024年10月13日日曜日

new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった

美術館で荒井良二作品展を鑑賞してきました。


先日、小学校で読み聞かせした「うつくしいってなに?」の原画があったり
もう何年も前に、支援クラスで読んだ「さるのせんせいとへびのかんごふさん」の絵本もありました。

会場には荒井さんの絵だけでなく荒井さんの書く独特の文字もそこらじゅうにあって
絵と同じくらい「荒井良二」感が満載で、いいなぁって思いました。
もちろん、荒井さんの描くキャラクターの表情もかわいくて好き。

それから絵本がどうやって出来上がっていくのか、その過程も見ることができました。
絵本の中の文章って一発で言葉や文ができてくるのかと思ったら推敲している様子も見えたし
どのページにどの絵と言葉を配置するか、そういったメモ?下書き?もあったし
扉絵のページも絵や文字の配置にこだわっていたり
「絵本ってこうやってできるんだね」というのが分かって興味深かった~。

それから会場に流れている音楽も
荒井さんの世界にとってもぴったりな、不思議な不思議な曲で
荒井良二ワールドが広がっていました。

2024年10月12日土曜日

きになるひょうげん リターンズ2024

あそびしょくどうの日、アリオスで展示されていたので帰り際に見て帰りました。


どれも素敵で「え、これホントに“障がい者”といわれる人の作品なの?」と目を疑うくらい。
中には表示されている年齢を見て「小さなお子さんの作品?!」と驚くものも。
私なんかよりもずっとずっとすごい才能をもっているなぁと。

心の中の世界も、表現することも
誰に何を言われることもなく、ただ自分だけの世界が広がっていて
ホントに自由な世界だなぁって見ていて思いました。

優しい気持ちが広がる、あったかい展示会でした。

2023年12月12日火曜日

知ることから始まる

土曜日はイベントのちょっとだけお手伝いに。

イベントのお手伝いがあるから一人で行く予定だったのだけれど

主人の関わっているプロジェクトの参考になるかもしれない、とひらめいて主人を誘ってみる。


「一緒に行ってみる」とのことだったので、大体の説明をしてあとは自由に会場を見てもらった。

帰ってきてから感想を聞いてみたら

「(はなのころさんの作品が)思っていたよりもすごくよかった!!」と。


主人の仕事のお手伝いができてよかった。

“はなのころ”さんのことも知ってもらえてよかった。


2023年8月6日日曜日

はなのころ

あそび工房の日、お昼ご飯を食べようと立ち寄ったピッケニッケ


ピクニックセットのレンタルサービスが始まったみたい。それもいいねぇ。


いつも店内には生花が飾られていて、素敵だなぁって思う。


前回はプレオープンだったのでハーフサイズだったサンドイッチがフルサイズに。


私はハーブが香るバインミー。(豚肉の香草焼きです)


ローストビーフも美味しそう。


でね、店内にステキなアート作品があったので「ん?これは?」と思ったら
はなのころのみなさんの作品でした。


お店の入り口にも。


棚の中にも。


絵画は壁に。


あ、お店の入り口にちゃんと紹介されてましたね……。
こちらの展示は8/6まででいったん終了したそうですが
8/18より新たな企画をスタート予定だそうです。


米粉のワッフルやトライフルも気になっているので、次回はぜひデザートに挑戦したい♪



2023年6月21日水曜日

みんなでつくる美術館プロジェクト

先日、映画「チョコレートな人々」の鑑賞感想会に参加しました。

その時にある参加者の方が話していたみんなでつくる美術館プロジェクトが気になりました。

“みんなの美術館”と“居場所”の機能をあわせもった場所をつくろう、というものです。


“みんなの美術館”といって私が思い浮かべたのはtetteで見た子どもたちの絵

このプロジェクト、私が「あったらいいな」と思ったことができるかも?とちょっと思いました。


“居場所”も最近、よく耳にする言葉。

ご近所付き合いがだんだんと希薄になってきましたが

その分、地域に誰でもフラっと立ち寄れる居場所があるなら、それもいいのかなぁ、と。


実は6月の前に行われた、このプロジェクトの4月のミーティングも気になっていました。

でも知らない人たちのところに飛び込むのって勇気がいるので

結局参加しないまま終わってしまいました。

今回は「ものづくり班」「イベント班」「広報班」に分かれて話し合いをするそうで

広報なら私でもお手伝いできそう、と思って、今回は「えいやっ」と意を決して行ってきました。

場所はソーシャルスクエア上荒川店いつだれキッチンと同じ建物(あらたな)にあります。

ソーシャルスクエア上荒川店は障がいがある方への自立訓練(生活訓練)と

就労移行支援を行っている事業所です。

あらたな

駐車場はこちら。


初めにプロジェクト全体の説明と、前回のミーティングで決まった
この「みんなの美術館×居場所」の名前が発表されました。

みんなの居場所 ART BASE しかく

“しかく”と聞いて□を思い浮かべた私は「?」と思いましたが、説明を聞いて納得しました。
(“しかく”の由来はソーシャルスクエア上荒川店の投稿をご覧ください)


そして“みんなの美術館×居場所”のコンセプトです。


その後は各班に分かれて話し合いの時間になりました。
参加者の方は性別も世代もごちゃまぜで、お子さんを連れていらっしゃる方もいらして
各班のミーティングではお子さんも参加したり。
ごちゃまぜの、みんなの美術館のミーティングらしいな、と思いました。

私は広報班へ。
広報といっても、紙媒体でのお知らせやネット(SNS)を使ってのお知らせなどさまざまです。
まずは7月のプレオープンのお知らせに向けて、誰にどんな方法でお知らせしようか
という話し合いになりました。
グランドオープンは12月を予定していますが
7月のプレオープンでまずは“居場所”として利用できるように考えているそうです。
プレオープンの詳細が決まりましたら私もblogやSNS等でお知らせしたいと思います。


帰宅してから「おもしろそうなプロジェクトが始まったな」と思いましたが
どうしてこんな大掛かりなプロジェクトをしようと思ったのだろう
と疑問に思いました。
大勢の人を巻き込んで新しいことを始めるのは、ものすごくエネルギーの要ることです。
しかも勤務時間外なのに。
それでもこうしてプロジェクトを立ち上げたのには、それだけの思いがあるんだろうな、と。
そこでこのプロジェクトの発起人であるソーシャルスクエア上荒川店のクルー渡邉さん
どうしてこのプロジェクトを始めようと思ったのか聞いてみました。

渡邉さんはもともとまちづくりに興味があり
仕事やプライベートでも町や人と関わることをしていて
地域の魅力を知りたい、伝えたい、という思いを持っていました。
また美術館が好きで、学芸員の資格も取得したそうです。
仕事では地域福祉に携わっていました。

そんな中、あるイベントで猪苗代にある「はじまりの美術館の館長さんの
『福祉もアートもどちらも「近寄りがたいイメージ」を持っていて、よく知らない、触れる機会がないものなので自分とは関係ないことだと捉えられがち。でも福祉もアートも、人が生きていくためには不可欠で根源的なものだから本当はすごく身近なもののはず
というお話に感銘を受けたそうです。

去年は「はじまりの美術館」が企画したイベント
ソーシャルスクエア上荒川店のエントランスが展示会場として使われました。
そこからソーシャルスクエアの利用者さんと地域の方との交流が生まれたそうです。
この時は期間限定のイベントでしたが
単発ではなく、継続して利用者さんと地域の方が交流できる仕組みをつくりたい
と考えたそうです。

また利用者さんがいない時間帯に事業所を地域資源として活用してもらいたい
という思いがありました。
利用者さんには創作活動が好きな方がいたり
演劇や自己表現など、さまざまな芸術活動をしている地域の人との出会いもありました。

こういった沢山のことがあって、渡邉さんの中に「やってみたい」という小さな芽が生まれ
それが「みんなでつくる美術館プロジェクト」という形になりました。
アートを介してみんなが交流する「みんなでつくる美術館」が「地域の居場所」になって
やがて「公民館のような場所」になることを目指して。


私がすごいと思ったのは、一人の人の「これをやってみたい」という思いを
事業所の他のクルーが一緒になって実現しようと協力しているところです。
渡邊さんも、こういった事業所の雰囲気に惹かれたからこの仕事に就いたのかな、なんて。

今回のミーティングでざっくり3つの班に分かれましたが
新しくプロジェクトに参加したい方がいればぜひ、とのことです。
おもしろそう♪と思った方は一緒に参加しませんか?