2026年7月29日水曜日

本 ことばのヤングケアラー

仕事で関わっている子ども達の中には海外にルーツを持つ子もいるので気になって読んでみた。

親よりも子どもの方が現地の言葉を先に習得することは結構あると思う。
そうなると比較的早い段階から(例えば小学生など)親の代わりとなって様々な場面で
通訳とならざるを得ない。
たとえば病院で、行政手続きで。
まだ子どもだというのに、時には重要な内容を通訳しなければいけないし
自分が通訳した内容がもし違っていたら?
それがもしかしたら家族の運命を左右することになったら?
まだ子どもなのに、感情的な負荷をかなり背負うことになる。
一般に言われているヤングケアラーとはまた違うかもしれないけれど
精神的な面でのヤングケアラーだと思う。
こういうこともあるのか……と思った。

それから学校の話。文化の違い。親と学校の板挟みになる彼ら。
大学生との時に読んだ日系2世の話も思い出した。自分のアイデンティティ。
太平洋戦争時、どちらの国の人たちからも自分を否定された。
自分はどこの国の人なのだろうか……。両国の懸け橋となるべき人なのに。

困っているときに周りの人にどうして欲しかったか、そんなことも書かれていたし
だからこそ自分のような人たちのためにできることを、と
共に暮らす」というNPO法人を立ち上げて活動している著者はすごいなと思う。

youtubeの再生リストには小学校の持ち物についての動画があるので
海外にルーツのある親御さんでお子さんを日本の学校に通わせたいという方には
こちらを参考にしてもらえるといいなと思う。

ことばのヤングケアラー

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