2025年8月28日木曜日

あそびしょくどうの素敵な大人

昨日のあそびしょくどうではアフタフ・バーバンのお二人が考えてきたメニューがあったのだけれど

「別班」と呼ばれる男子たちが「エレ鬼!エレ鬼!」コールをしてきた。

(俺たちはエレベーター鬼ごっこがしたい、ということを言いたいらしい)

きょんちゃんは子どもたちと考えてきたあそびのメニューを

りっちゃんが別班の男の子たちの対応をすることになった。


りっちゃんは丁寧に男の子たちの気持ちを聴きだし

「じゃあ、どうやったら大人たちがいいよ、って言ってくれるか考えてみよう」と

男の子たちと話し合いを始めた。

エレ鬼をするにあたり

エレベーターの定員は何人で、総重量はどのくらいで、ということを調べて

でも定員いっぱいで人が乗ったら蒸れるから、最適な人数はこれくらいで

(本当は少人数でやりたいんだけど)

しかしあそびしょくどうに参加する子どもの数を考えたら

この人数の班を2つつくってやったらいいかな。

エレベーターだけじゃなく、階段(多分、人のあまり来ない建物の外階段?)も使ったらいいよね。

それから、どうしてエレ鬼がやりたいのか、なぜアリオスでなければだめなのか

ということも子どもたちから聞き出して。

「俺たちはやりたいんだよ!!」という一方的な主張から

ちゃんと「こういう理由でやらせてほしい」という提案になった。


あー、私はすごいなぁと思った。まさにアドボカシーじゃないか。

りっちゃんだって公共施設の共有部分だし、いろんな人が使うし、ケガとか事故とか考えちゃうし

エレ鬼をしたいといったところで施設側からオッケーをもらうのは難しいだろうな

ということは分かっているけれど

そこで自分のところで判断して「いや、無理だよ」とストップをかけるのではなく

どうやったらやらせてもらえるだろうか、と折衷案を考えて

「できたら25分間(20分でもいい)エレベーターを使わせてもらえないだろうか」

ということになった。

そしてその子どもたちの思いをなんとか施設側に伝えられないだろうか、と

橋渡ししようとしているのがすごくいいなぁ、頼もしい大人だなぁって思った。

こういう大人がいることで、大人に対する信頼が生まれるし

自分たちのやりたいことはどうやって大人に伝えたらいいのか、そのやり方を知ることができるし

アフタフ・バーバンの二人だからこそ、こういう展開になったんだなぁ

素敵な大人だなぁと思った。

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