2016年5月2日月曜日

アフタフ・バーバンのみなさまへ

しみちゃん ざんさん タイガァ なみぞう さま


アリオスの忍者修行では大変お世話になりました。
毎回毎回、とても楽しみにしています。
今回も楽しい時間をありがとうございました。
連休が始まる一週間前、アリオスのブログでアフタフ・バーバン
の忍者修行が紹介されました。
その中で、私が以前書いた忍者修行のレポート
紹介されていて、久しぶりに自分の書いた番外編のレポート
読み返しました。どんなことを書いたのか、自分でも
すっかり忘れていたので。
そしたら忍者修行が市内で実現するまでのことが書かれ
ていて、一気にあの頃のことが思い出されて……。

喜多方で参加した忍者修行、話には聞いていたけれど
本当に面白かったからぜひ市内でもやって欲しい、と思って
奔走していたあの頃。
アフタフ・バーバンのこと、知っている人なんて
いないだろう
って思っていたら当時の職場で一緒に働いていたちょうちゃん
もアフタフ・バーバンの忍者修行のファンだったこと。
お金もスタッフもいないのに、どうやって実現させるんだ、
もう諦めよう、
喜多方や水戸で開催する忍者修行に参加すればいい
市内でやらなくたっていいんじゃない?
そう思ったこともあったこと。

あの頃のことを思い出して、ポロポロ涙がこぼれました。
色々あったけれども、私の思いを拾い上げて形にして
下さったスタッフやアリオスのみなさんには本当に謝です。


バーバンファンのちょうちゃんは忍者修行の数日前から
そわそわしていて、あおちゃんは忍者修行の前日は
興奮して眠れなくて。
子ども以上に大人を巻き込んでしまう忍者修行って
ほんとすごいですよね。
私はもちろん、鳶職ズボンと地下足袋を借りて、忍者に
変身する準備は万端♪
風呂敷を準備していたら、下の子ちゃんはパパッと忍者巻きを
て「これでいいんだよね?」って。
忍者修行大好きな私でも風呂敷巻きはすっかり忘れていた
のに、子どもってすごいですよね。ちゃーんと覚えている
んだから。


スタッフ対象の事前ワークショップも楽しかったです。
忍者修行も楽しいけれど、こっちもそっちに負けないくらい
楽しいので毎回楽しみにしています。
今回は新しいネタが沢山増えていましたね。
「あちっむいてほい」ならぬ、「同じ方向を選択してあら~」
や三人一組になって忍者と城と屋敷になるゲーム。
毎度おなじみの人間粘土や人間写真では「遊園地」や
「シンデレラ」などの比較的形にしやすい問題から「希望」
「友情」や「初恋」はたまた「いわき」など、形にする方も
またそれを答える方もちょっと難しい~と思うような問題も
みんなでクリアして楽しかった~。
スタッフの心が一つにまとまりましたね。


新ネタの手の温かい人順に並びましょう、っていろんな人と
握手しましたが、人の手の温かさって本当にいろいろですね。
大人同士で握手するなんて、それもこんなに短時間で
何人の人ともするなんて久しぶりだったし、人の手の温かさも
実際に握手してみないと分からないし、発見でした。

こちらも初のお題である鍋の頭文字順に並んだのも楽しかった
ですね。
ちょうちゃんは忍者修行が終わってから、早速ピエンロー鍋
を作りましたよ。(^^)
忍者修行が晩ご飯のおかずにまで発展したのもまた面白かった~。
さすがはアフタフ・バーバンの忍者修行♪


会場では沢山の色とりどりの風呂敷がありましたね。
私も風呂敷が足りないかもしれない、と聞いて実家から
風呂敷を借りていきました。
その数、25枚。化繊のと木綿のと両方持っていきました。
なんでこんなに風呂敷があるのかは謎ですが、風呂敷と
いっても模様も色も様々ですね。
柄が面白いからついつい写真を撮りました。
会場ではモダンな柄な風呂敷もあって(スタッフのちょうちゃんは
カラフルな風呂敷?スカーフ?だったので、子ども達から
にじいろくん、と呼ばれていたそうです)みんなの風呂敷を
見ていて飽きませんでした。
かえって風呂敷のことをもっと知りたい、と思ったくらい。
個人的には「かまわぬ」柄も好きですね。遊び心があって
いいなぁと思います。


今回は下の子ちゃんと友達を連れて参加しました。
「友達と一緒の班になれるかなぁ」としきりに心配して
いた下の子ちゃん。案の定、友達とは別の班。どうしただろうか
と思いましたが、終わってから聞いてみたら初めて会った子
達ともなかよくなって楽しかった、と言っていました。
私が聞く前から「友達も楽しかった、って言ってたよ。
次に忍者やるときもまたやりたい、って。」と下の子ちゃんの方から
言ってきました。

バーチャルゲーム世代の子ども達に、この忍者修行は受け
入れられるのだろうか、私は忍者修行はとっても楽しいと思う
けれどこの感覚は絶対的なものだろうか、私はそう思っても
子ども達には「めんどくさい」とか「つまらない」と思われるの
ではないか、本当は心配でした。だから下の子ちゃんの言葉を聞いて
ほっとしました。

そして、一時は「市内で忍者修行をやるなんて、なかなか
実現しないならば諦めよう、開催地に自分たちが行けば
いいんだ」と思ったことを思い出し、市内でできてよかった、
多くの子ども達と感動体験を共有することができて本当に
よかった、と心から思いました。

下の子ちゃんと友達は帰りに、新聞紙でできた剣を沢山お土産に
もらって帰りました。
帰ってからもチャンバラをやったようです。
今回は4月にアリオススタッフに加わったお姉さんがとっても
頑張ってくれたおかげで剣も巻物もすごくかっこよかったですね。
雰囲気がでました。



私は遊ぶ力は生きる力だと思っています。
毎月1回、アリオスを会場にボランティアスタッフとともに
みんなができることを持ち寄って、子ども達と遊ぶ会を
開いています。「あそび工房」といいます。
あそび工房の様子を見ていて思うのは、あそび工房の
それぞれのコーナーは想像&創造のとてつもないパワー
にあふれていて、毎回私も刺激を受けます。
といっても、私は写真を撮ってみんなの様子をブログで
お知らせするばかりで、自分から生み出すことがあまり
ないのですが。(^^;)

先日、ある方と話をする中で、最近の子ども達には
想像と創造する機会が減っている、という話になりました。
確かにそうかもしれませんね。
子どもの発想は自在に変化します。それも予想外の
発想だったりします。
この前の忍者修行でも導入の部分の修行で、グループの
結束を試すために岩はがしの術をかけようとしたとき、
それを阻止しようとして果敢に相撲を挑むお地蔵様に化けた
男の子がいましたね。この子の発想、すごいなぁ、と
思いました。
そしてその子ども達の発想をちゃんと受け止めるバーバン
スタッフの対応には毎回、感心します。


事前のスタッフのワークショップの時、熊本に思いをはせて
「あんたがたどこさ」を歌いながらスタッフみんなでつないだ手を
「さ」のときに上に上げましたね。いいなぁと思いました。

Facebookでさとうりつこさん(アフタフ・バーバン 熊本事務所
スタッフ)の投稿記事、いつも読んでいます。
読みながら涙が出そうになります。子ども達に絵本を読んだり
本気になって子ども達と遊んだり。私も震災の頃のことを
思い出し、それは地道な活動だけれどどれだけ子ども達の心が
救われるか、私も震災の頃のことを思い出しました。
遊ぶ力は生きる力だから大丈夫、どうか熊本でいっぱい
子ども達と遊んで欲しいと思います。


私が大好きな絵本の一つに「このよでいちばんはやいのは
があります。
このよでいちばんはやいのは何だと思いますか?
動物からスポーツカー、新幹線、宇宙船、音、光。
いろいろなものが出てきますが、このよでいちばんはやいのは
想像力だとこの絵本は教えてくれます。
宇宙の果てにある星にも何百年先の未来にも、田舎の
おじいちゃんおばあちゃんの家にも想像力があれば
一瞬のうちに行くことができる。
でも、誰の中にもある想像力の海は気をつけないとしぼんで
しまう。人間だけが持っている想像力の海を大切にしよう、
と絵本は結んでいます。

熊本も、子ども達の想像と創造の力があればきっと大丈夫だと
私は思います。
そして遊ぶ力は生きる力。りつこさん達がいるから熊本は
大丈夫。私も遠くから応援しています。

またこちらでもぜひ遊びましょう。
みなさんにお目にかかれる日を楽しみにしています。

ありがとうございました。

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