2015年6月30日火曜日

詩集 子どもたちの遺言

大好きな詩人、谷川俊太郎さんの詩集。

谷川さんは私よりもずっとおじいさんなのに
どうしてあんなに赤ちゃんの気持ちとか子どもの気持ちとか
大人の一歩手前の子ども達の気持ちとか
手に取るように分かるんだろう。

そして田淵章三さんの写真と谷川さんの言葉がぴったりとあっていて
これまたビックリ。



生まれたよ ぼく
やっとここにやってきた
まだ眼は開いてないけど
まだ耳も聞こえてないけど
ぼくは知ってる

ここがどんなにすばらしいところか
だから邪魔しないでください
ぼくが笑うのを ぼくが泣くのを
ぼくが誰かを好きになるのを
ぼくが幸せになるのを

いつかぼくが
ここから出ていくときのために
いまからぼくは遺言する
山はいつまでも高くそびえていてほしい
海はいつまでも深くたたえていてほしい
空はいつまでも青く澄んでいてほしい
そして人はここにやってきた日のことを
忘れずにいてほしい


子どもたちの遺言

2015年6月29日月曜日

何もしない人間に

何もしない人間に失敗はない。失敗があったということは、何かした証拠である。なぜなら、「生きる」とは何かをすることだから。

市川 普松(元横綱 佐田の山)

2015年6月28日日曜日

青空おはなし便×つねちゃん クラフトおはなし会 「出ておいで、絵本の中のなかまたち」

昨日はあそび工房のスピンオフ企画第一弾
青空おはなし便×つねちゃん クラフトおはなし会 「出ておいで、絵本の中のなかまたち」
に参加してきました。
つねちゃん作


こちらはアリオススタッフの中村さん作
裏返してクジのようにひいてもらいました
選んだものが今回作る動物です


青空おはなし便のお姉さん達が作った動物たち
これを子ども達が作ります

青空おはなし便愛好会のお姉さん達が
この絵本を読んでくれました
効果音として選んだ「ピーターと狼」の曲とも
ばっちりあっていました

型紙に沿って形を切り抜きます

つねちゃんが仕上げをしてくれました

ネコ好きな人に悪い人はいないよ
とつねちゃん
つねちゃんもネコが好きなんだそう

あそび工房スタッフのもなけんさんが
差し入れにチョコがけポップコーンを手作りして
持ってきてくれました
とっても美味しかった~♪

もなけんさんは撮った写真をすぐにプリントアウトして
青空おはなし便愛好会のお姉さん達にプレゼント

申し込みこそ少なかったのですが
その後、当日参加の方が増えて
結局、用意したクラフトは全て売り切れました。
足りないくらいでした。
想像していたよりも素晴らしい内容で驚きました。
つねちゃんとコラボした参加型お話し会がしたい、というぼんやりとした希望を
ここまでしっかりした形に仕上げるのは大変なこと。
(でもよくお話を聞いたら、つねちゃんの方から青空おはなし便さんを誘ったそう)
つねちゃんも青空おはなし便さんも
忙しい中、どんな内容にするか考えを練ったり
打ち合わせや事前準備やいろいろ大変だったと思います。
キッズルームの子ども達は動物を作って
作った動物を動かしながら絵本の世界に自分たちも登場して
キッズルームの中を動物になりきって移動するニコニコの子ども達の顔を見ながら
キッズルームはこんな素敵な空間になるんだ、
つねちゃんと青空おはなし便さん達、すごいなぁと感動しました。
そしてこういう企画があそび工房から生まれたこともとても嬉しく思います。
当日、あそび工房スタッフがお手伝いとして出演したり差し入れや写真のプレゼントをしてくれたスタッフ、アリオスの別会場の出演の合間に見に来てくれたスタッフなど、みんな気にかけていてくれているんだということがわかってそれも嬉しかったです。
また次回のあそび工房のスピンオフ企画、楽しみです。(^-^)

2015年6月27日土曜日

ガラスの三十代

上の子ちゃんを習い事の帰りに迎えに行くときに
必ず聴くラジオ番組がある。
地元のFM局の番組で、平日の夜毎晩5分だけ流れるその番組は
“ガラスの三十代”というタイトル。

一番最初はたまたまラジオをつけたらその番組が流れていて
なんというタイトル……。
そしてDJ は30代の地元出身のお兄ちゃんだから訛っているし
ちょっと俺様的な話の内容だし
この番組は何なんだろうと思ったけれど
でも毎日聞いていたらクセになるというか、おもしろい。


ガラスの三十代 http://ameblo.jp/glass-fm/

2015年6月26日金曜日

ボノロン

うちの末っ子。
セブンイレブンで偶数月に配布される絵本“ボノロン”が好き。
偶数月になると「セブンイレブンに行こう」という。
今月に入ってセブンイレブンに行ったらボノロンがなくて
「ボノロン、もうなくなっちゃった~」とがっかりしていたものの
日を変えてもう一度セブンイレブンに行ったら
今度はボノロンがあって喜んで読んでいました。
ボノロンは偶数月の15日に配布されるのだということも初めて知りました。

ボノロン


2015年6月25日木曜日

トマトのこと

結婚して義母に食べ物の好みを聞かれた。
「食べられない物はある?あまり好きじゃないものは?」と。
「トマトは普通サイズのトマトよりもミニトマトの方が好き」と言ったら
私達が主人の実家でご飯を食べるときは
義母はトマトはミニトマトを使うようにしてくれた。
時々忘れてしまうようで「あれ、どっちのトマトが好きなんだっけ?」
と義母は私に聞いてくれたっけ。
お嫁さんの苦手なものはなるべく料理に出さないように
義母は気をつかってくれていたのだ。

今は普通サイズのトマトもミニトマトもどちらも好き。
でも主人は私と反対で、トマトは普通サイズがよくてミニトマトはあまり好きじゃない。

いいお義母さんだったなぁと思う。


2015年6月24日水曜日

蛍のこと

震災前、この時期になるとよく隣町に蛍を見に行った。
隣町の商工会議所だったか観光協会だったかの企画で蛍を見に行く催しがあって
子ども達を連れて何度か足を運んだ。
田舎に住んでいるのに蛍を見るのは初めてで
都会育ちの主人には驚かれた。

田んぼの周りを黄色い光が飛んでいく様は幻想的で
本当にきれいだった。

妹から「もうあの蛍の見学ってやっていないのかな?」と連絡をもらって
久々に蛍を見た夜のことを思い出した。
今でも蛍は飛んでいるだろうか?

2015年6月23日火曜日

芍薬

昨日は月に一度の華道の日だった上の子ちゃん。
持ち帰ってきたお花を玄関にある花器に生けてもらいました。

今月のメインの花は芍薬。
ちょうど夕方、買い物に行って切り花コーナーで「芍薬きれいだなぁ」と見ていたから
まさにタイムリーなお花でした。

上の子ちゃんは私は芍薬の名前を知っていることの方が驚きだったようだけれど。
あとはヒメユリと名前の分からないグリーンが2種類。

細く長く延びたグリーンの葉っぱは夏の雨を表しているんだと
お花を生けながら教えてくれました。
名前を聞いたら「何だったけ?」なんて言ってましたが
華道は結構奥が深いんだな、と思いました。

2015年6月22日月曜日

天気予報

義母の姪で主人の従姉妹。
不定期だけれど彼女は新鮮な野菜をダンボールに詰めて送ってくれる。
野菜が届くと私は御礼もかねて彼女に電話をしてちょっとおしゃべりをする。
去年、岡山に遊びに行ったときに初めて顔を合わせてからはおしゃべりも弾むようになった。

昨日も野菜が届いたので久しぶりに電話をして
義母の思い出話もしつつお天気の話にもなって。
岡山は1日すごい雨降りだったと聞きこっちはいいお天気でしたよ、というと
「今までは天気予報も西日本のところしか見なかったけれど
最近は東日本のお天気も見るようになってね。」と。
私達の住んでいるところのお天気も気になるようになったのだと言っていた。
心の地図が少しずつ広がっていくようで私は嬉しいなぁと思った。

2015年6月21日日曜日

はきものをそろえると

はきものをそろえると、心もそろう。心がそろうと、はきものもそろう。ぬぐときそろえておくとはくときに心がみだれない。だれかがみだしておいたら、だまってそろえておいてあげよう。そうすればきっと、世界中の人の心も、そろうでしょう。

永平寺 道元禅師

2015年6月20日土曜日

おしごとカフェ for mama  たっちコラムno.58

2015年6月号のこどもたっちのコラムです。

 今年の1月に開催された“おしごとカフェ for mama”に縁があってスタッフとして参加しました。これは「働きたい」ママと「働いて欲しい」という企業をマッチングさせるという福島県の事業です。今年度は定期的に開催することになり、第1回目が行われました。おしごとカフェでは、数人のグループに分かれて「ママのはたらく」ことについて自由に話をし、その後、ママと企業をマッチングしてくれる人材派遣業の会社の方と個別に具体的なお仕事の話をしていきます。参加したママ達と「働きたい」と思うけれどなかなか働くことに踏み出せないでいる理由などを話したのですが、女性が働くということは大変なことなんだな、と改めて感じました。私も6年前、末の子が幼稚園の年長組に進級したのでそろそろ働いても大丈夫かな、と思って市内の書店で働き始め、現在は近所のパン店で仕事をしています。ママ達と話をしながら「即戦力が欲しい」企業と“子育て中”のママとの間には隔たりがあるように感じましたが、おしごとカフェでお仕事を紹介してもらうと企業とママの間に人材派遣業者が入るので、ママの要望も企業に伝わるからより働きやすいのかなと感じました。

お題を決めてママ達と話をしました。
次回以降の日程は決まり次第
“Wendyいわき”のホームページと“いわきこどもプロジェクト”のブログで
お知らせ致します。ぜひご参加ください。

6月のおしごとカフェの詳細が決まりました♪

2015年6月19日金曜日

ケーキ食べられちゃった

朝起きて何やらベソをかく末っ子。
「どうしたの?」と聞くと
「ケーキ、食べられちゃった」
朝からケーキって何のこと?と思い「え?!」と聞くと
夢の中で真ん中ちゃんにケーキを食べられてしまった、ということらしい。

実はケーキを食べられてしまう夢は今回で2回目。(大笑)
前回はチョコレートケーキを食べられた~と朝から大泣きされて
今回はショートケーキを食べられた~とベソをかいて。
私はその横で笑いが止まりませんでした。
前日、「ここのケーキ屋さん、一度入ってみたいんだよね~」と
オシャレなケーキ屋さんの前を通ったときに末っ子に言ったから
多分、きっとその影響かな?

はいはい、ショートケーキが食べたいのね♪


2015年6月18日木曜日

国語事典

父の日のプレゼント、今年は何にしようかと思っていたら
実家に行ったときに「国語事典を買いに行きたい」と父が言っていたので
国語事典をプレゼントすることにしました。

中学校に入学した孫に使っていた国語事典をあげてしまい
自分は漢和辞典があるからいいやと思っていたものの
漢字を調べるのには漢和辞典より国語事典の方が使い勝手がいいので
国語事典もやっぱり買ってこよう、ということになったのだとか。

一度、兄が電子辞書をプレゼントしようとしたら
「紙の方がいいんだよなぁ」と言われ
電子辞書の話はお流れになって今に至ります。

帰りしな父が「忙しいのに今日はありがとな」とぼそっと言ってくれたのが
ちょっと嬉しかったです。

2015年6月17日水曜日

「そのうち」なんて

「そのうち」なんて当てにならないな。いまがその時さ。人の目なんか気にしないで、思うとおりに暮らしていればいいのさ。大切なのは、自分のしたいことを自分で知っているってことだよ。

スナフキン

2015年6月16日火曜日

絵本 あめふり

先週の小学校での絵本の読み聞かせタイム。
今月は1年生♪
私が選んだ絵本はばばばあちゃんの「あめふり」。
6月だし、一年生だし、楽しくなる話がいいかなぁと思っていて
探したのがこれでした。

ばばばあちゃん、こんなおばあちゃんと一緒にいたら
きっと毎日が楽しくなるだろうなぁって
いっつもばばばあちゃんシリーズを読むとそう思います。

あとはやまんばあさんシリーズのやまんばあさん。
この2人のおばあちゃんは最強ね。

あめふり


2015年6月15日月曜日

最初は2人だったのに

最初は二人だったのにね……
子ども達の寝顔を見ながらそう思います。

結婚したときは私と主人と2人きりで
その他には何にもなかったのに。
子どもがいることで私達はどんなに沢山のことを味わっただろう。

子どもが生まれるって不思議だなぁって
赤ちゃんだったのがどんどん成長して
やがて大人になって私達の手を離れていくだろうから
そしたら私達はまた二人に戻るのかな。


2015年6月14日日曜日

あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き

いわきアリオスで行われたあそび工房スペシャル
「あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き」
のイベントに参加してきました。


これは美術家の小沢剛さんによるもの。
小沢さんには「ふくろのくににようこそ」でもお世話になりました。


会場の中には巨大なおふとんの山。
だから正式なタイトルがあるのにもかかわらず
「おふとん山」と呼ばれています。


今回は「しでかすおともだち」がやってきてダンスパフォーマンスをしてくれました。
ダンスがかっこよくてびっくり。


なんと会場の外には「しでかす商店街」が出現。


売り子さんも割烹着を着用。
昭和の匂いが漂う不思議な商店街。


大人も子どもも楽しめるスペシャルイベントでした。




会場にいらした小沢さんに「どうしてふとん山を作ろうと思ったんですか?」
と質問したところ
小さい頃の記憶や体験を元に考えたのだそうです。
子どもの頃ってお母さんに叱られることこそ楽しくて
だったら合法的にみんなでやっちゃおうってふとん山が生まれたそうです。

でもこのふとん山、費用も準備もとっても大変で
準備に3日、片付けに1日かかります。
使ったふとんも200枚というから費用もとってもかかっているんだろうなぁということは想像できます。
「効率と経済性を考えるから、費用も準備も大変な事はふつうはやらないでしょう?」と小沢さん。
「でもね、効率とか経済性とか考えないのが芸術家。」

ああ、私も経済性や効率とか、知らず知らずにそういうものを追い求めていたなぁって
ちょっと胸の奥がチクリとしました。
大人になるということはきっと経済性とか効率とか気になっちゃうっていうことなのかな。
でもそういう大人ばっかりにならないように
大人だけれど子どもの心を持った“芸術家”がいるのかな、って思いました。


2015年6月13日土曜日

パン屋さん

幼稚園や保育園にパンを届ける仕事をしています。
4月に入園した子ども達も慣れてきたのか
私がパンを持って門をくぐると
「あー、パン屋さんだっ♪」と駆け寄ってきては
「今日のパンはなぁに?」と箱の中をのぞき込む子ども達。
中には恥ずかしそうに近寄ってきてくる子どももいるので
「こんにちは」というと嬉しそうに「こんにちは」と返事をしてくれて
ああ、かわいいなぁ♪と毎回思います。

2015年6月12日金曜日

考えるという習慣を

考えるという習慣を身に付ける努力をしなかった人は、人生最大の喜びを失ったのに等しい

エジソン

2015年6月11日木曜日

お義母さんの卵焼き

お義母さんの卵焼きはすごく美味しかった。
卵焼きの好きな我が家の子ども達のために
甘い味の卵焼きとしょっぱい味の卵焼き、2種類作ってくれたりもした。
でも甘い味の方が子ども達には人気だったかな。

上の子ちゃんが幼稚園に入って私もお弁当を作らざるを得なくなって
お義母さんみたいな美味しい卵焼きが作れるようになるといいなと思って
お義母さんが卵焼きを焼くときにそばでじーっとどうやって焼くのかを見たこともありました。
それでなんとか私もお義母さんみたいな卵焼きを焼けるようにはなったんだけれど
さすがに味までは真似ができなくて。
私も義母くらいの年齢になったら、美味しい卵焼きが焼けるようになるかな。

2015年6月10日水曜日

人生にとって

人生にとって幸福な音が三つある。

一、夫が家にいて、静かに本を読んでページをめくる音
二、その傍らに妻がいて、何かを作っている音
三、その夫婦の側で、子どもが元気に戯れている音

ヨーロッパの諺

2015年6月9日火曜日

梅ジュース

梅を見て、この時期、義母は梅ジュースをよく作っていたなぁと思いだした。
大きなガラスの瓶に梅とグラニュー糖をいれておいて
時々?ガラス瓶を揺すって放置しておくとそこから梅のエキスがでてきて梅シロップができる。
夏に遊びに行くとその梅シロップを冷水で割って飲ませてくれた。
「夏バテにもいいのよ」って。

私の母も義母の梅ジュースを飲んだら美味しくて
義母に梅ジュースの作り方を教わっていたっけ。

簡単にできるようだけれど、最初は失敗することもあったけれど
そのうち母も上手に作れるようになった。

でも私はどっちの家に行っても出来上がった梅ジュースを飲む係で
結局作る側にはならなかったんだけれどね。

2015年6月8日月曜日

できると思えば

できると思えばできる。
できないと思えばできない。
これは、ゆるぎない絶対的な法則である。

パブロ・ピカソ

2015年6月7日日曜日

レンガ

職場の駐車場の壁。

このレンガを気に入って「写真を撮らせてください」という人が
時々、お店にやってくる。

昔、レンガ工場がこの町にあった名残なのかな?


2015年6月6日土曜日

末っ子とパンケーキ

ずっと気になっていたデニーズのパンケーキ食べ放題に末っ子と行ってきました。
知らない間にメニューにフレンチトーストが加わっていて
その分、値段もリニューアルされていました。

いっぱい食べたあとはドリンク飲みながら
2人でまったりしながら帰ってきました。
真ん中ちゃんには内緒ね!!と2人の秘密だったのですが
私の携帯にあったこのパンケーキの写真を見た真ん中ちゃんが
デニーズのパンケーキ食べ放題にいったらしい…
と感づいてしまいました。(苦笑)


2015年6月5日金曜日

つばめ

先日、学校に行ったらツバメが巣を作っていました。


ツバメのフンが子ども達の上に落ちないように先生が作ってくださいました。


2015年6月4日木曜日

子供たちが

子供たちがのびやかにすくすく育つために必要なのは、理路整然としたルールや整備された環境ではなく、実は誰かに世界一愛されているという実感なのではなかろうか。

原田宗典

2015年6月3日水曜日

レジリアンス たっちコラムno.22

2012年6月号のたっちコラムです。

 息子の通う水泳教室の待合室に、レジリアンスについて書いてある新聞記事のコピーが貼ってあり、それを読んで「私が待っていたのはこういう言葉だ!!」と心の中で叫びました。そこには、震災後、4重苦の困難の中に生きる福島の子ども達を「かわいそうだ」と見るのではなく、困難な状況の中でこそ育つものがあるという確信を持って子どもを見守り、郷土の復興を担う人材を育てていきたい、という内容のコラムでした。実際に、強制収容所からの生還者で、精神健康状態が良好と判断されたイスラエルの人々を研究し、「レジリアンス」過酷な状況にあっても逆境をはね返し、病むことなく発達し続ける心の特性があること見いだした研究者がいたのです。時々、この時代にこの土地にこの子達が生まれてきて本当によかったのだろうか、と我が子を見てため息が出そうになります。そんなときは私はよくしなう竹をイメージして「大丈夫、この子達なら絶対に大丈夫」と自分に言い聞かせます。困難が大きければ、それと同じくらい、いやそれ以上の力で困難をはね返せる力がこの子達にはきっとある。だからこの子達はあえて今、この世に、この土地を選んで生まれてきたんだ、と。そう思うと私も頑張れます。つらくなったらぜひ、よくしなう竹を思い出してください。

震災2ヶ月前に書き初め大会でいただいてきた桜の苗木はこんなに大きくなりました。
この桜に負けないように子ども達も健やかに成長して欲しいと願っています。
(今年、こんなに沢山の花をつけてくれました)

2015年6月2日火曜日

黒い色が怖かったこと

私が幼かった頃、母が通っていた美容室があった。
ヨーロッパ帰りの先生がいて、当時は流行最先端の美容院だったそうで
(今でも実家の近くで営業しているのだけれど)
母も通っていた。

でも、その美容室の内装が黒を基調としていて
今思えばカッコイイ造りになっていたのだけれど
幼かった私は黒い色が何故か怖くて
私を連れて母が美容院に行くと私が泣くので
結局、他の美容院に行く羽目になったと
いつだったかそんな話を聞いたことがある。

そういわれれば、真っ黒な美容院が怖くて泣いていた記憶がなんとなく残っている。
小さい私にとっては「黒」は怖い色だったのかも知れない。

2015年6月1日月曜日

本当は

本当は、選択した結果に大きな意味はないのかもしれない。なにを選んだとしても、結果の良し悪しは誰にもわからない。大事なことは、なにを選ぶか、ではなく、選んだ後どう生きるか、だ。物事を明るく受け止めて、ひたむきに頑張れる人は、なにを選んだとしても、結局「これを選んでよかった」と笑うのだから。
必要なのは勇気ではなく「覚悟」。決めてしまえば、すべては動き始める。

高橋 歩